主のみこころだけがなる2022年08月14日

そして、ユダの王ヨシャファテに人を遣わして言った。「モアブの王が私に背きました。私と一緒にモアブに戦いに行ってくれませんか。」ユダの王は言った。「行きましょう。私とあなたは一つ、私の民とあなたの民は一つ、私の馬とあなたの馬は一つです。」                      列王記第二 3章7節

 上記聖書箇所を読んだ時に、「少し前にも同じような言葉を読んだぞ」となりました。探すとすぐに見つかりました。列王記第一の最後の章(22章)にありました。

そして、彼はヨシャファテに言った。「私とともにラモテ・ギルアデに戦いに行ってくれませんか。」ヨシャファテはイスラエルの王に言った。「私とあなたは一つ、私の民とあなたの民は一つ、私の馬とあなたの馬は一つです。」 
列王記第一 22章4節

 共通する「私とあなたは一つ、私の民とあなたの民は一つ、私の馬とあなたの馬は一つです」という言葉を語っていたのは、ユダの王ヨシャファテでした。彼の口癖だったのかもしれません。列王記第一の方はイスラエルの王アハブの時代のことで、今回の列王記第二3章は、アハブ王の子ヨラム王の時代のことです。また列王記第一22章の方では、イスラエル王国とユダ王国の合同しての戦いの中で、アハブ王が亡くなりました。そのような出来事がまだ記憶に新しいことだったからこそ、イスラエル王は次のようなことばを発していました。

イスラエルの王は、「ああ、主がこの三人の王を呼び集めたのは、モアブの手に渡すためだったのだ」と言った。              列王記第二3章10節

すると、イスラエルの王は彼に言った。「いや、モアブの手に渡すために、この三人の王を呼び集めたのは、主だ。」           列王記第二3章13節後半

 このような悲観的な思いに対してユダの王ヨシャファテは、「主のみこころを求めることのできる主の預言者」を求め、イスラエル王ヨラムの家来から預言者エリシャを紹介されます。そして預言者エリシャは「これは主の目には小さなことです。主はモアブをあなたがたの手に渡されます」(列王記第二3章18節)と語り、神さまの不思議な御業の中で彼らは勝利します。
 私たちも過去を思い返し、現実を悲観してしまうことがありますが、そのような時も、常に神さまに聞くことから始め、神さまの不思議な御業による助け、救いを期待していきましょう。 (吉持日輪生)

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