神さまに聞くことの大切さ2022年03月27日

主は約束どおり、ソロモンに知恵を授けられた。ヒラムとソロモンとの間には平和が保たれ、二人は契約を結んだ。            列王記第一5章12節

 上記聖書箇所にある通り、神さまは「ソロモンに知恵を授けられ」ました。それだけでなく、「豊かさ」も与えられました。そのためソロモンが建築する神殿は、下記にある通り「高価な」ものが使われました。
王は、切り石を神殿の礎に据えるために、大きな石、高価な石を切り出すように命じた。                        列王記第一 5章17節

 このようなソロモンの繁栄について、イエスさまも山上の説教の中で「栄華を極めたソロモン」(マタイの福音書6章29節)と言及しています。
 さて「知恵」があり、「豊かさ」もある「栄華を極めたソロモン」でしたが、彼にも欠点がありました。それは「神さまのことば」に聞く姿勢です。ソロモンは、神殿建設に際して、「知恵」と「豊かさ」を用いていますが、神さまに聞くことをしていません。もし神さまのことばに聞こうとしていたならば、「切り石を神殿の礎に据える」ことや、「高価な石を切り出す」必要はなかったのかもしれません。なぜならば神さまは、十戒をイスラエルに示した際に、このように語っていたからです。
もしあなたが、わたしのために石で祭壇を造るなら、切り石で築いてはならない。それに、のみを当てることで、それを冒すことになるからである。
                         出エジプト記20章25節

 この出エジプト記の言及は、「神殿」ではなく、「幕屋」ですし、またこの個所は「神殿」ではなく、「祭壇」への言及ですので、すべて当てはめることは難しいかもしれませんが、このような「神さまのことば」、このような「神さまの教え」に聞くことで、ただただ豪華で、立派な神殿建設ではない、方向性も見えてきたかもしれません。
 神さまからの「知恵」があっても、また神さまからの「豊かさ」があっても、「神さまのことば」に聞く姿勢がないと、この後のソロモンのように間違った方向に進んでしまう危険があるのでしょう。今週も「神さまのことば」にしっかり耳を傾けて歩みましょう。(吉持日輪生)

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