改革と回復2024年02月25日

ヒゼキヤは祭司とレビ人の組を定め、祭司とレビ人それぞれの組ごとに、その奉仕にしたがって全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げさせ、さらに、主の宿営の門で仕え、告白し、賛美させた。
                         歴代誌第二 31章2節

 先週取り扱った歴代誌第二30章で「過越のいけにえ」を再開させたヒゼキヤ王は、その後も改革を進めます。歴代誌第二31章1節には「石の柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒し…高き所と祭壇を徹底的に壊した」と書かれている通りです。
 そしてさらに大きな改革は、祭司とレビ人の奉仕の回復でした。それは冒頭で引用した聖書箇所にある通り、「全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げ」る奉仕、「主の宿営の門で仕え、告白し、賛美」する奉仕の回復も進めています。
 ヒゼキヤ王は、改革を進めるだけでなく、自ら率先して自分の財産から「ささげ物」をしています。

また王は、全焼のささげ物のために、自分の財産から自分の分を出した。すなわち、主の律法に記されているとおりに、朝夕の全焼のささげ物、また安息日、新月の祭り、例祭ごとに献げる全焼のささげ物をした。      歴代誌第二 31章3節
 
 さらにその「ささげ物」の回復を通して、ヒゼキヤ王が進めたことは、次のことでした。

さらに彼は、エルサレムに住む民に対して、祭司とレビ人の受ける分を与えるように命じた。祭司とレビ人が主の律法に専念するためであった。
     歴代誌第二 31章4節

 「祭司とレビ人が主の律法に専念するため」の改革も進めました。その「祭司とレビ人」が専念した働きは、冒頭で引用した「全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げ」る奉仕、「主の宿営の門で仕え、告白し、賛美」する奉仕です。
 プロテスタントの流れにある私たちの教会は、「万人祭司」という理解に立つからこそ、私たちクリスチャン一人ひとりも、「改革と回復」を繰り返しつつ、祭司としての務めを、担いつつ歩みましょう。              (吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2024/02/25/9662360/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。