神さまの愛のご計画は計り知れない ― 2023年05月07日
ダビデが自分の家に住んでいたときのことである。ダビデは預言者ナタンに言った。「見なさい。この私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にある。」 ナタンはダビデに言った。「あなたの心にあることをみな行いなさい。神があなたとともにおられるのですから。」
歴代誌第一 17章1~2節
ダビデ王は、「主の契約の箱」が天幕の下にあり、自分が「杉材の家」に住んでいることに心を痛め、ナタンに相談したところナタンからは「心にあることをみな行いなさい」と言われます。しかしその後、神さまがナタンを通してダビデ王に語った言葉は、ダビデの思いと違いました。
「行って、わたしのしもべダビデに言え。『主はこう言われる。あなたがわたしのために、住む家を建てるのではない。…』」 歴代誌第一 17章4節
神さまは、ダビデ王の「主の契約の箱を置く家を建てたい」との思いを受けとめつつも、「あなたがわたしのために、住む家を建てるのではない」と断られます。しかし、その先を読み進めると、神さまの圧倒的な愛を感じます。
今、わたしはあなたに告げる。主があなたのために一つの家を建てる、と。
歴代誌第一 17章10節後半
「主の契約の箱を置く家を建てたい」とのダビデ王の思いに神さまは、「ダビデ王のための一つの家を建てる」と答えているのです。しかもその「家」とは、「住む家」以上の「国」としての「家」の確立を指していました。
あなたの日数が満ち、あなたが先祖のもとに行くとき、わたしはあなたの息子の中から、あなたの後に世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる。
歴代誌第一 17章11節
さらに続けて神さまは「世継ぎの子が、わたしのために一つの家を建てる」(12節)と語られています。神さまのご計画の大きさを教えられます。
このような計り知れない愛をもって私たちを導いてくださる神さまに信頼して今週も歩みましょう。 (吉持日輪生)
歴代誌第一 17章1~2節
ダビデ王は、「主の契約の箱」が天幕の下にあり、自分が「杉材の家」に住んでいることに心を痛め、ナタンに相談したところナタンからは「心にあることをみな行いなさい」と言われます。しかしその後、神さまがナタンを通してダビデ王に語った言葉は、ダビデの思いと違いました。
「行って、わたしのしもべダビデに言え。『主はこう言われる。あなたがわたしのために、住む家を建てるのではない。…』」 歴代誌第一 17章4節
神さまは、ダビデ王の「主の契約の箱を置く家を建てたい」との思いを受けとめつつも、「あなたがわたしのために、住む家を建てるのではない」と断られます。しかし、その先を読み進めると、神さまの圧倒的な愛を感じます。
今、わたしはあなたに告げる。主があなたのために一つの家を建てる、と。
歴代誌第一 17章10節後半
「主の契約の箱を置く家を建てたい」とのダビデ王の思いに神さまは、「ダビデ王のための一つの家を建てる」と答えているのです。しかもその「家」とは、「住む家」以上の「国」としての「家」の確立を指していました。
あなたの日数が満ち、あなたが先祖のもとに行くとき、わたしはあなたの息子の中から、あなたの後に世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる。
歴代誌第一 17章11節
さらに続けて神さまは「世継ぎの子が、わたしのために一つの家を建てる」(12節)と語られています。神さまのご計画の大きさを教えられます。
このような計り知れない愛をもって私たちを導いてくださる神さまに信頼して今週も歩みましょう。 (吉持日輪生)
勝利だけではないダビデ王の姿に倣おう ― 2023年05月14日
主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。
歴代誌第一 18章13節後半
歴代誌第一18章には、ダビデ王の勝利がまとめられています。「ペリシテ人」(1節)、「モアブ」(2節)、「ツォバの王ハダドエゼル」(3~4節)、「ダマスコのアラム」(5~7節)などへの勝利が記されています。そしてその勝利の事実が、ハマテの王トウのようにダビデ王に贈り物を送り、ダビデ王との戦いを避ける状況をもたらしたことも記されています。それほどに当時のダビデ王の力は、圧倒的なものだったのでしょう。
このようにダビデ王の勝利や、圧倒的な強さが記されている章のように読める歴代誌第一18章ですが、その戦いの勝利、圧倒的な勝利の記録と合わせて記されている内容が、神さまが住まわれる神殿建設への備えです。ダビデ王自身が建てたいと願ったけれども、神さまに止められ、自分の息子ソロモンの世代に建てられるであろう神殿建設の準備をダビデ王は着々と進めていたのです。ダビデ王は、神殿建設は自分にはできないけれども、自分にできることとして、神殿建設の備えを喜んで担ったのでしょう。
ダビデは、ハダドエゼルの家来たちが持っていた金の丸い小盾を奪い取り、エルサレムに持ち帰った。またダビデは、ハダドエゼルの町ティブハテとクンから、非常に多くの青銅を奪い取った。これを用いて、ソロモンは、青銅の「海」や柱、および青銅の器を作った。
歴代誌第一 18章7~8節
彼は、息子ハドラムをダビデ王のもとに遣わし、安否を尋ね、ダビデがハダドエゼルと戦ってこれを打ち破ったことについて、祝福のことばを述べた。ハダドエゼルがトウにしばしば戦いを挑んでいたからである。トウは、金、銀、青銅の、あらゆる器を贈り物とした。ダビデ王は、それらもまた、彼がすべての異邦の民、すなわちエドム、モアブ、アンモン人、ペリシテ人、アマレクのもとから運んで来た銀や金とともに、主のために聖別した。
歴代誌第一 18章10~11節
勝利しておしまいではなく、また神殿建設ができないから何もしないのでもなく、ダビデ王のように、私たちもできることを喜んで担い、進めていく者になりたいものです。今週も、神さまのために自分にできることを喜んで担っていきましょう。(吉持日輪生)
歴代誌第一 18章13節後半
歴代誌第一18章には、ダビデ王の勝利がまとめられています。「ペリシテ人」(1節)、「モアブ」(2節)、「ツォバの王ハダドエゼル」(3~4節)、「ダマスコのアラム」(5~7節)などへの勝利が記されています。そしてその勝利の事実が、ハマテの王トウのようにダビデ王に贈り物を送り、ダビデ王との戦いを避ける状況をもたらしたことも記されています。それほどに当時のダビデ王の力は、圧倒的なものだったのでしょう。
このようにダビデ王の勝利や、圧倒的な強さが記されている章のように読める歴代誌第一18章ですが、その戦いの勝利、圧倒的な勝利の記録と合わせて記されている内容が、神さまが住まわれる神殿建設への備えです。ダビデ王自身が建てたいと願ったけれども、神さまに止められ、自分の息子ソロモンの世代に建てられるであろう神殿建設の準備をダビデ王は着々と進めていたのです。ダビデ王は、神殿建設は自分にはできないけれども、自分にできることとして、神殿建設の備えを喜んで担ったのでしょう。
ダビデは、ハダドエゼルの家来たちが持っていた金の丸い小盾を奪い取り、エルサレムに持ち帰った。またダビデは、ハダドエゼルの町ティブハテとクンから、非常に多くの青銅を奪い取った。これを用いて、ソロモンは、青銅の「海」や柱、および青銅の器を作った。
歴代誌第一 18章7~8節
彼は、息子ハドラムをダビデ王のもとに遣わし、安否を尋ね、ダビデがハダドエゼルと戦ってこれを打ち破ったことについて、祝福のことばを述べた。ハダドエゼルがトウにしばしば戦いを挑んでいたからである。トウは、金、銀、青銅の、あらゆる器を贈り物とした。ダビデ王は、それらもまた、彼がすべての異邦の民、すなわちエドム、モアブ、アンモン人、ペリシテ人、アマレクのもとから運んで来た銀や金とともに、主のために聖別した。
歴代誌第一 18章10~11節
勝利しておしまいではなく、また神殿建設ができないから何もしないのでもなく、ダビデ王のように、私たちもできることを喜んで担い、進めていく者になりたいものです。今週も、神さまのために自分にできることを喜んで担っていきましょう。(吉持日輪生)
順調な時こそ良く祈り、良くみことばに親しむ ― 2023年05月21日
この後、アンモン人の王ナハシュが死に、その子が代わって王となった。ダビデは、「ナハシュの子ハヌンに真実を尽くそう。彼の父は私に真実を尽くしてくれたのだから」と言った。 歴代誌第一 19章1~2節前半
今回は、歴代誌第一19章と20章を取り扱います。歴代誌第一19章は、サムエル記第二10章とほぼ同じ内容です。「真実を尽くそう」(2節)とするダビデ王に対して、「ナハシュの子ハヌンは、ダビデ王から遣わされた家来たちを捕らえ、ひげを剃り落とし、衣を半分に切って腰のあたりまでにして送り返した」(4節)。このことがきっかけとなり、近隣諸国を巻き込んでの戦争となります。ハヌンとアンモン人たちは、銀千タラントで、アラム・ナハライム、アラム・マアカ、ツォバから戦車と騎兵を雇い、戦いに臨みますが、負けてしまいます。
そして歴代誌第一20章は、このように始まります。
年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ヨアブは軍勢を率いてアンモン人の地を打ち滅ぼし、ラバに来てこれを包囲した。しかしダビデはエルサレムにとどまっていた。ヨアブはラバを討って、これを破壊した。 歴代誌第一 20章1節
一方、サムエル記第二11章は、このように始まります。
年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエル全軍を送った。彼らはアンモン人を打ち負かし、ラバを包囲した。しかし、ダビデはエルサレムにとどまっていた。 サムエル記第二 11章1節
このように歴代誌第一20章1節とサムエル記第二11章1節もほぼ同じ内容で始まるのですが、サムエル記第二11章は2節から、ダビデ王が犯したウリヤの妻バテ・シェバとの罪について記しています。しかし歴代誌第一20章には、そのことは全く記されていません。
歴代誌第一では、ダビデ王さまの圧倒的な強さだけを明らかにし、周りに敵なしの状況を伝えています。しかしサムエル記第二11章と読み重ねる時、まさにそのような順調な中、ダビデ王の弱さ、罪深さの出来事が起こっていたのです。
私たちも、順調な時こそ、神さまの前に良く祈り、良くみことばに親しみ歩むことの大切さを教えられます。今週も、良く祈り、良くみことばに親しむ日々を歩みましょう。 (吉持日輪生)
今回は、歴代誌第一19章と20章を取り扱います。歴代誌第一19章は、サムエル記第二10章とほぼ同じ内容です。「真実を尽くそう」(2節)とするダビデ王に対して、「ナハシュの子ハヌンは、ダビデ王から遣わされた家来たちを捕らえ、ひげを剃り落とし、衣を半分に切って腰のあたりまでにして送り返した」(4節)。このことがきっかけとなり、近隣諸国を巻き込んでの戦争となります。ハヌンとアンモン人たちは、銀千タラントで、アラム・ナハライム、アラム・マアカ、ツォバから戦車と騎兵を雇い、戦いに臨みますが、負けてしまいます。
そして歴代誌第一20章は、このように始まります。
年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ヨアブは軍勢を率いてアンモン人の地を打ち滅ぼし、ラバに来てこれを包囲した。しかしダビデはエルサレムにとどまっていた。ヨアブはラバを討って、これを破壊した。 歴代誌第一 20章1節
一方、サムエル記第二11章は、このように始まります。
年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエル全軍を送った。彼らはアンモン人を打ち負かし、ラバを包囲した。しかし、ダビデはエルサレムにとどまっていた。 サムエル記第二 11章1節
このように歴代誌第一20章1節とサムエル記第二11章1節もほぼ同じ内容で始まるのですが、サムエル記第二11章は2節から、ダビデ王が犯したウリヤの妻バテ・シェバとの罪について記しています。しかし歴代誌第一20章には、そのことは全く記されていません。
歴代誌第一では、ダビデ王さまの圧倒的な強さだけを明らかにし、周りに敵なしの状況を伝えています。しかしサムエル記第二11章と読み重ねる時、まさにそのような順調な中、ダビデ王の弱さ、罪深さの出来事が起こっていたのです。
私たちも、順調な時こそ、神さまの前に良く祈り、良くみことばに親しみ歩むことの大切さを教えられます。今週も、良く祈り、良くみことばに親しむ日々を歩みましょう。 (吉持日輪生)
ダビデ王のように素直に、速やかに ― 2023年05月28日
ダビデは神に言った。「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください。私は本当に愚かなことをしました。」
歴代誌第一 21章8節
歴代誌第一は、ダビデ王のウリヤの妻バテ・シェバとの罪(サムエル記第二11章)については記していませんでしたが、サムエル記第二24章に記されていた「人口調査」の罪は、しっかりと21章に記しています。圧倒的な強さの最中、ダビデ王は罪を重ねますが、ウリヤの妻バテ・シェバの時も、人口調査の時も、本当に素直に罪を告白し、悔い改めています。
今回の「人口調査」をしたことの中に罪があったことを認めると、冒頭に引用しているように「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください」(歴代誌第一21章8節前半)と悔い改め、罪・咎が取り去られるように祈り求めています。
ダビデはナタンに言った。「私は主の前に罪ある者です。」ナタンはダビデに言った。
「主も、あなたの罪を取り去ってくださった。あなたは死なない。…」
サムエル記第二 12章13節
これは、ウリヤの妻バテ・シェバとの罪の告白です。このウリヤの妻バテ・シェバとの罪については、詩篇51篇にもダビデの悔い改めが記されています。
指揮者のために。ダビデの賛歌。ダビデがバテ・シェバと通じた後、預言者ナタンが彼のもとに来たときに。
神よ 私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を 私からすっかり洗い去り
私の罪から 私をきよめてください。
詩篇 51篇 冒頭の説明~2節
私たちもダビデ王のように、素直に、そして速やかに罪の告白と罪が取り去られるように祈る者となりましょう。 (吉持日輪生)
歴代誌第一 21章8節
歴代誌第一は、ダビデ王のウリヤの妻バテ・シェバとの罪(サムエル記第二11章)については記していませんでしたが、サムエル記第二24章に記されていた「人口調査」の罪は、しっかりと21章に記しています。圧倒的な強さの最中、ダビデ王は罪を重ねますが、ウリヤの妻バテ・シェバの時も、人口調査の時も、本当に素直に罪を告白し、悔い改めています。
今回の「人口調査」をしたことの中に罪があったことを認めると、冒頭に引用しているように「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください」(歴代誌第一21章8節前半)と悔い改め、罪・咎が取り去られるように祈り求めています。
ダビデはナタンに言った。「私は主の前に罪ある者です。」ナタンはダビデに言った。
「主も、あなたの罪を取り去ってくださった。あなたは死なない。…」
サムエル記第二 12章13節
これは、ウリヤの妻バテ・シェバとの罪の告白です。このウリヤの妻バテ・シェバとの罪については、詩篇51篇にもダビデの悔い改めが記されています。
指揮者のために。ダビデの賛歌。ダビデがバテ・シェバと通じた後、預言者ナタンが彼のもとに来たときに。
神よ 私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を 私からすっかり洗い去り
私の罪から 私をきよめてください。
詩篇 51篇 冒頭の説明~2節
私たちもダビデ王のように、素直に、そして速やかに罪の告白と罪が取り去られるように祈る者となりましょう。 (吉持日輪生)
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