神さまのことばに従う2023年10月01日

レハブアムはシェケムへ行った。全イスラエルが彼を王とするために、シェケムに来ていたからである。ネバテの子ヤロブアムはソロモン王の顔を避けてエジプトに逃れていたが、レハブアムのことを聞いたとき、ヤロブアムはエジプトから戻って来た。                      歴代誌第二 10章1~2節

 イスラエル王国は、ダビデ王、ソロモン王の時代以降、混沌としていきます。まさに今回の歴代誌第二10章も、その傾向が現れています。上記引用箇所冒頭に記されている「レハブアム」は、ソロモンの息子です。一方その次に記されている「ヤロブアム」は、列王記第一11章に記されていた人物で、彼はソロモンの家来でしたが、ソロモンに反逆し、ソロモンから殺されそうになりエジプトに逃れていた人です。その二人がここで対面しています。しかもそこには列王記第一11章26節以降に記されていた預言者アヒヤの預言も関係していました。

アヒヤは着ていた新しい外套をつかみ、それを十二切れに引き裂き、ヤロブアムに言った。「十切れを取りなさい。イスラエルの神、主はこう言われる。『見よ。わたしはソロモンの手から王国を引き裂き、十部族をあなたに与える。
      列王記第一11章30~31節

 そしてこの預言が、歴代誌第二10章で現実のこととなります。そのことを聖書は次のように記しています。

(レハブアム)王は民の願いを聞き入れなかった。神がそう仕向けられたからである。それは、かつてシロ人アヒヤを通してネバテの子ヤロブアムに告げられたことばを主が実現されるためであった。          歴代誌第二10章15節

 ヤロブアムが、どれくらいの期間エジプトに逃れていたのか分かりませんが、神さまは預言者アヒヤを通してヤロブアムに伝えた預言のことばを忘れてはいませんでした。しかしこのような神さまのことばの確かさを経験しながらも、その後のヤロブアムの歩みは、神さまのことばに背く歩みとなっていきます。
 私たちは、聖書に記されているこのような出来事からしっかり学び、神さまの約束のことばを握りしめ、神さまのことばに従う者となりましょう。 (吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2023/10/01/9622092/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。