いつまでも続く友愛ストーリー2021年06月20日

ヨナタンは、ダビデに対する愛のゆえに、もう一度ダビデに誓わせた。ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していたからである。
サムエル記第一 20章17節

 ヨナタンのダビデに対する愛は、サムエル記第一18章から今回の20章までずっと変わりません。そして、この友愛ストーリーのクライマックスは、下記のところです。

ヨナタンはダビデに言った。「安心して行ってください。私たち二人は、『主が、私とあなた、また、私の子孫とあなたの子孫との間の永遠の証人です』と言って、主の御名によって誓ったのです。」そして、ダビデは立ち去った。ヨナタンは町へ帰って行った。                   サムエル記第一 20章42節

 その後、ヨナタンが、ペリシテ人との戦いの中、ギルボア山で亡くなった際には、ダビデは悲しみの歌を献げています。

あなたのために私はいたく悲しむ。私の兄弟ヨナタンよ。あなたは私を大いに喜び楽しませ、あなたの愛は、私にとって女の愛にもまさって、すばらしかった。
                       サムエル記第二 1章26節

 またダビデは、ヨナタンとの約束を果たしています。

サウルの子ヨナタンの子メフィボシェテは、ダビデのところに来て、ひれ伏して礼をした。ダビデは言った。「メフィボシェテか。」彼は言った。「はい、あなた様のしもべです。」
ダビデは言った。「恐れることはない。私は、あなたの父ヨナタンのゆえに、あなたに恵みを施そう。あなたの祖父サウルの地所をすべてあなたに返そう。あなたはいつも私の食卓で食事をすることになる。」     サムエル記第二 9章6~7節

このヨナタンとダビデの友愛ストーリに触れると新約聖書の言葉が思い出されます。

こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。      コリント人への手紙第一 13章13節

 私たちも、今週「信仰と希望と愛」のストーリーを様々な所で続けていきましょう。 (吉持日輪生)

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