熱心な伝道と神の家族の交わり2019年09月08日

そして、主の御手が彼らとともにあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返った。                      使徒の働き 11章21節   
                                 
茨木聖書教会が推進する6つの働きの一つ目は、「熱心な伝道」です。アンテオケ教会はギリシア人に対する伝道をきっかけに成長した教会であり、パウロとバルナバを世界宣教に派遣した教会でした。アンテオケ教会の伝道の働きは、キプロス人とクレネ人の幾人かによって始められましたが、聖書には「主の御手が彼らとともにあった」と書かれています。ですから、伝道の働きの主体は神さまであり、聖霊なる神さまの助けなしに、私たちは伝道の働きを進めることはできないことを覚えます。そして、「人々に主イエスを宣べ伝え、洗礼に導く」伝道の働きは、教会全体が関わる奉仕とも言えます。アンテオケ2000プランには、「すべての奉仕は伝道に関係しているという考えに立って、教会の奉仕やプログラムに参加していくこと、そして、伝道の取り組み方法は、人々の必要に目を留めながら、柔軟かつ大胆にあらゆることを試みる1」と書かれています。礼拝を中心とした教会のさまざまな活動を通して、家族への伝道、次世代への信仰継承、そしてイエスさまをまだ知らない人々への伝道を熱心に進めていくことが一つ目の働きです。
 二つ目の働きは「神の家族の交わり」です。「互いに愛し合いなさい」(ヨハネの福音書13章34-35節)というイエスさまの教えに基づき、家族のような親密な交わり、絆を形成し、教会のメンバーであることの満足と喜びが全教会員にあふれること2が、アンテオケ2000プランに目標として掲げられています。小グループであるアガペーケアグループを中心に、奉仕グループや多様な必要に応えるグループを推進し、教会員の交わりの形成を目指しています。使徒の働きに描かれている初代教会の力強い成長の原動力は何でしょうか。「神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」(使徒の働き2章47節)家族のような親密な交わりがあり、そこに喜びがあり、周囲から見て魅力的なコミュニティであったことが想像できます。神の家族の交わりが深まっていくことによって、教会そのものが地域にとって証しとなり、好意や興味を持って下さる人々がイエスさまに出会っていくのです。もう一度、イエスさまの「互いに愛し合いなさい」という教えを覚えながら、神の家族の交わりが深められ、広がっていくことを祈っていきましょう。
(笠川路人)
1、2 茨木聖書教会アンテオケ2000プラン~茨木聖書教会の使命と目的~ 3頁

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