ダビデ王のように素直に、速やかに2023年05月28日

ダビデは神に言った。「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください。私は本当に愚かなことをしました。」
                          歴代誌第一 21章8節

 歴代誌第一は、ダビデ王のウリヤの妻バテ・シェバとの罪(サムエル記第二11章)については記していませんでしたが、サムエル記第二24章に記されていた「人口調査」の罪は、しっかりと21章に記しています。圧倒的な強さの最中、ダビデ王は罪を重ねますが、ウリヤの妻バテ・シェバの時も、人口調査の時も、本当に素直に罪を告白し、悔い改めています。
 今回の「人口調査」をしたことの中に罪があったことを認めると、冒頭に引用しているように「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました。どうか、このしもべの咎を取り去ってください」(歴代誌第一21章8節前半)と悔い改め、罪・咎が取り去られるように祈り求めています。

ダビデはナタンに言った。「私は主の前に罪ある者です。」ナタンはダビデに言った。
「主も、あなたの罪を取り去ってくださった。あなたは死なない。…」
                       サムエル記第二 12章13節

 これは、ウリヤの妻バテ・シェバとの罪の告白です。このウリヤの妻バテ・シェバとの罪については、詩篇51篇にもダビデの悔い改めが記されています。

指揮者のために。ダビデの賛歌。ダビデがバテ・シェバと通じた後、預言者ナタンが彼のもとに来たときに。
神よ 私をあわれんでください。
あなたの恵みにしたがって。
私の背きをぬぐい去ってください。
あなたの豊かなあわれみによって。
私の咎を 私からすっかり洗い去り
私の罪から 私をきよめてください。
                  詩篇 51篇 冒頭の説明~2節

 私たちもダビデ王のように、素直に、そして速やかに罪の告白と罪が取り去られるように祈る者となりましょう。       (吉持日輪生)