「聖書」の面白さ2022年11月27日

国々の神々は、それぞれ自分の国をアッシリアの王の手から救い出しただろうか。ハマテやアルパデの神々は今、どこにいるのか。セファルワイムやヘナやイワの神々はどこにいるのか。彼らはサマリアを私の手から救い出したか。国々のすべての神々のうち、だれが自分たちの国を私の手から救い出したか。主がエルサレムを私の手から救い出せるとでもいうのか。        列王記第二 18章33~35節

 上記聖書箇所は、アッシリアの高官ラブ・シャケのことばです。今から2千数百年前にイスラエルの神(聖書が記している神さま)をののしった内容は、2千数百年の歴史を経て、聖書が語る神さまの真実さを証ししています。
 確かにここに記されている当時のアッシリアの力はすごかったことでしょう。ここに記されている「ハマテやアルパデの神々」「セファルワイムやヘナやイワの神々」の存在は、今日私たちも知らない神々ですが、同時にここで最高にたたえられているアッシリアの王も、その国も今は存在していません。
 けれどもここに記されている「イスラエル」も、聖書が記している神さまも、この言葉が語られた時代から2千数百年という年月を経た今も存在しています。存在するだけでなく、世界で数十億の人たちの信仰の対象として大切にされています。
 つまり21世紀を生きている私たちが、この「聖書」を読む時、イスラエルという国も、また聖書が記している神さまへの信仰も、絶滅、消滅の危機に直面しながらも、しかし今も、「聖書」は存在し、そこに記されている神さまへの信仰も残り続けています。しかも細々とではなく、世界にその信仰が脈々と受け継がれている現実があります。
 聖書が記している神さまは、歴史を通しても、私たちに語り掛けています。イエスさまが語られたこのことばにも目を留めましょう。

わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。
 マタイの福音書28章20節

 今週も、この神さまに信頼して歩みましょう。        (吉持日輪生)