20151129 ある地を特別に扱い、守られる神さま2015年11月29日


わたしはその日、わたしの民がとどまっているゴシェンの地を特別に扱い、そこには、あぶの群れがいないようにする。それは主であるわたしが、その地の真ん中にいることを、あなたが知るためである。   出エジプト記8章22節
ただ、イスラエル人が住むゴシェンの地には、雹は降らなかった。
                       出エジプト記9章26節
出エジプト記7章から始まった10の災いは、9章に入っても続きます。3つ目の災いである「ぶよ」の大量発生後に起こった4つ目の災いは「あぶ」の大量発生、そして5つ目の災いは「皮膚病」、それに続いて6つ目が「腫れ物」と続きます。これらの災いもつながりがあり、恐らく「ぶよ」「あぶ」といった羽のある虫によって伝染病が拡散し、「皮膚病」「腫れ物」を流行させたと考えられます。
さてこのように1つ目の災いから見られた「異常発生」「大量発生」という災いは、6つ目の災いでひとまず落ち着きます。しかしその後の7つ目からは、少し趣が変わります。7つ目の災いは「雹の災い」ですが、実際聖書を良く読むと「雷」と「雹」が記されていますので、恐らく積乱雲によってもたらされた「雷」と「雹」と考えられます。
このようにこれらの災いはこの世の現象で説明でき、そこには自然を治められる神さまの姿が現わされています。しかし、これらの災いがこの世の現象だけで説明できないのは、上記聖書にある通り、同じエジプトの中にあって、その災いが及ばない場所があったことです。それが、イスラエル人が住んでいた「ゴシェンの地」でした。上記聖書箇所で「ゴシェンの地を特別に扱い・・・その地の真ん中にいる」と記されています。神さまは、ある地を特別な場所として扱ってくださり、そこに住まわれ、そこを守られるお方です。神さまがこの日本という地を特別に扱い、お守りくださるように祈りましょう。
(吉持日輪生牧師)

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