20140831 聖い風(聖霊)が吹くように!2014年08月31日

神は、ノアと、箱舟の中に彼といっしょにいたすべての獣や、すべての家畜とを心に留めておられた。それで、神が地の上に風を吹き過ぎさせると、水は引き始めた。
                            創世記8章1節
ノアの洪水物語は、40日40夜の雨(創世記7章12節)の後、150日間水が増え続け(創世記7章24節)、150日の終わりに減り始めた(創世記8章3節)とあります。水が増え続ける場面から、水が引き始める場面へ切り替わる時に起こった出来事、それが上記聖書箇所です。「神が地の上に風を吹き過ぎさせると」と「風」が吹きました。
ここで「風」と訳されているヘブル語は「ルアハ」で、「霊、風、息」と訳されることばです。例えば天地創造前の「神の霊が水の上を動いていた」(創世記1章2節)では「霊」と訳され、ノアの洪水物語の「いのちの息のあるすべての肉なるもの」(創世記7章15節)では「息」と訳されています。
また聖書は、変化が起こる状況を風と共に印象深く記しています。風が吹くと共に「あなたは、どこにいるのか」との神さまの声を記し(創世記3章)、風が吹いて大洪水の水が引き始め、風が吹いてペンテコステの出来事が起こりました(使徒の働き2章)。
私は、この夏場、教会に来ると最初にするのが窓開けです。1階のシャッターと各部屋の窓を開け、2階の集会室、そして礼拝堂の窓を開けると、気持ちの良い風が教会の中を通り抜けていきます。私は、その通り抜けていく風を感じながら「聖なる風がこの教会に吹くように」「この礼拝堂が聖い霊(風)で満たされるように」と祈っています。
この礼拝堂で熱き祈りが献げられ、熱き求道の思い、熱き救霊の思いが折り重ねられていく時、この教会にも聖霊(聖なる風)の上昇気流が生まれてくることでしょう。
それぞれの熱き祈り、熱き思いを持ち寄り共に礼拝を献げましょう。