20140817 神さまの覚悟、神さまの決意2014年08月17日

しかし、わたしは、あなたと契約を結ぼう。        創世記6章18節

創世記6章には最近映画にもなった「ノア」が登場します。その時代の状況が5節にも記されていますが、その後も続きます。6節「主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた」、7節「わたしはこれらを造ったことを残念に思う」、11節「地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた」、12節「すべての肉なるものが、地上でその道を乱していた」とあります。
そのような中にあって9節でノアのことが紹介される箇所だけは、読むとホッと、させられます。8~9節「しかし、ノアは、主の心にかなっていた。(中略)ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ」とあります。ノアは、このような時代の中にあって、いかにして正しく、全き人として、神さまと共に歩めたのでしょうか。その源は、ノアが神さまと祈りを通してしっかりと向き合えていたことです。13節以降神さまがノアに語られたことばが記されていますが、神さまはノアに具体的に語られ、ノアも神さまからのことばを忠実に行なっています。しかもゴフェルの木を切って造った箱舟は、海辺ではなく、山に近いところで組み立てられたと考えられます。海のないところに大きな箱舟を造れば、当然人々から嘲笑されたことでしょう。しかしノアは、神さまのことばを忠実に行ないました。そのようなノアに対する神さまの姿勢が18節に記されています。「わたしは、あなたと契約を結ぼう」。ここに神さまのノアを守る決意、ノアを救う覚悟が伺えます。
同じように今日、同じ神さまが、私たちに「わたしと契約を結ぼう」と語りかけて下さっています。その契約とは、神さまのひとり子イエスさまの十字架によって結ばれる契約です。ここに昔も今も変わらない、契約した者を守る決意、救う覚悟が伺えます。あなたもこの神さまと契約を結びませんか。イエスさまを信じてこの契約の中に入りましょう。