20130929 祈りの大切さ2013年09月29日

「群衆を帰したあとで、祈るために、ひとりで山に登られた。夕方になったが、まだそこに、ひとりでおられた。」          マタイの福音書14章23節

 イエス様の公生涯は3年半という短いものでした。福音記者たちは、イエス様が多くの時間を祈りに費やしていたことを報告しています。イエス様は朝早く、まだ暗いうちに一人でさびしい所に行き祈られました。ときには夜を徹して祈ることもありました。オリーブ山はイエス様がよく出かけられた祈りの場所でした。
 イエス様に従う私たちは、イエス様が祈ったように祈る必要があります。祈りは神様との交わりです。神様との豊かな交わりを、私たちもイエス様のように体験する必要があります。
 聖書は祈りの力と重要性についてたくさん教えています。祈りは私たちの人生に正しい視点を教え、私たちの人生を変える大きな力があります。ヤコブの手紙に「義人の祈りは働くと大きな力があります」とあります。アブラハムのしもべは主人に命じられて、主人の息子イサクのために嫁を求めて出かけました。彼が祈ると、リベカが水がめを肩に載せて出てきました。また、ヤコブは兄エサウとの再会を前にして、神様と祈りをもって格闘しました。ヤコブの祈りは、20年間エサウが抱いてきた彼への復しゅう心を変えさせたのでした。さらに、モーセはアマレク人との戦いで、神様に助けを求めて祈ったとき、勝利することができました。不妊の女性であったハンナが主の前に心を注ぎ出して祈り続けたとき、息子サムエルが与えられました。サムエルはやがてイスラエルの偉大な霊的指導者になったのです。アッシリヤの大軍がイスラエルに侵入してきたとき、預言者イザヤとヒゼキヤ王が神様に祈ったとき、12時間で185,000人のアッシリヤ人が打ち負かされました。さらに預言者エリヤが祈ったとき、3年間イスラエルに雨が降りませんでした。しかし、エリヤが雨のために祈ると、雨が降り始めたのでした。
 これらは聖書の中に記されている祈りの答えについての一部の事例にすぎません。祈りには、私たちの人生を変える力があります。