知恵と勇気のアビガイル2026年05月17日

イスラエルの神、主は生きておられる。主は私を引き止めて、あなたに害を加えさせなかった。もし、あなたが急いで私に会いに来なかったなら、きっと、明け方までにナバルには小童が一人も残らなかっただろう。

                  サムエル記第一 25章34節

 アビガイルは、賢明で美しい女性でした。彼女の夫ナバルは裕福でしたが、頑固で行状が悪い人物でした。当時、サウル王に命を狙われながら逃亡生活を送っていたダビデは、ナバルの羊飼いたちを守っていました。しかしナバルは、その恩を無視してダビデたちを罵ったため、ダビデは激怒し、ナバルの家を滅ぼそうと決意します。
 その危機を知らされたアビガイルは、感情的にならず、まずよく考えました。そして彼女は、考えたことを急いで行動に移しました。彼女は食料を携えてダビデのもとへ行き、謙遜に謝罪し、祝福の言葉を述べました。それだけでなく、復讐によって人々の血を流そうとしているダビデの過ちを、勇気をもって諫めたのです。このアビガイルの知恵と勇気によって、ダビデは思いとどまり、多くのいのちが救われました。
 ダビデはアビガイルの判断を称賛し、その背後に神さまの導きがあることを認めました。このように、アビガイルの知恵と勇気は神さまから与えられたものでした。私たちも神さまに知恵を求め、感情に流されるのではなく、よく考え、必要な時には勇気をもって行動する者となりたいと  思います。
 さらに、アビガイルの姿は、私たちの罪を引き受け、贖いの御業を成し遂げ、多くのいのちを救ってくださったイエスさまを思い起こさせます。アビガイルが他人の罪を自分のことのように受け止めたように、イエスさまも私たちの罪を背負い、十字架で身代わりとなってくださいました。その救いの恵みに生かされる者として、私たちも知恵と勇気をもって歩んでいきたいものです。  (ハレファ・スルヤ)