神さまのおことば通り ― 2017年05月28日
モーセは手を上げ、彼の杖で岩を二度打った。すると、たくさんの水がわき出たので、会衆もその家畜も飲んだ。しかし、主はモーセとアロンに言われた。「あなたがたはわたしを信ぜず、わたしをイスラエルの人々の前に聖なる者としなかった。それゆえ、あなたがたは、この集会を、わたしが彼らに与えた地に導き入れることはできない。」 民数記20章11~12節
民数記20章では、再び「飲み水問題」が登場します。「再び」と書いたのは、エジプトを脱出し、荒野で旅をしていく中で、何度もこの問題が起っているからです。最初の記述は出エジプト記15章22~25節に「マラの水」問題が起こります。さらに出エジプト記17章でも、飲み水がない問題が起ります。その時、神さまはモーセに、このように語られています。「さあ、わたしはあそこのホレブの岩の上で、あなたの前に立とう。あなたがその岩を打つと、岩から水が出る。民はそれを飲もう」(出エジプト記17章6節)。モーセは、この出エジプト記17章の出来事を思い出しながら、今回の箇所でも岩を打ったのでしょう。しかし今回は、神さまから注意されるだけでなく、約束の地に入れないとまで言われてしまいます。同じことをしているのになぜでしょうか。実はよく読むとこの両者には大きな違いがあります。出エジプト記17章6節で神さまがはっきりと「あなたがその岩を打つと、岩から水が出る」とおっしゃられ、それに対して、モーセもその通りに行いました。そして何も神さまから注意されませんでした。けれども民数記20章8節で神さまは「あなたがたが彼らの目の前で岩に命じれば、岩は水を出す」と言われていたのに、モーセは岩を二度打ちし、さらにはその後の10節の中で「この岩から私たちがあなたがたのために水を出さなければならないのか」と、神さまが水を与えてくださることを、あたかもモーセ自身が出すかのように言っています。まさにこの2つ。「神さまの言われた通りしなかったこと」と「神さまが与えてくださる水を、モーセが与えたかのように言ったこと」。このことが約束の地に入れない原因となったのです。
私たちも、神さまのみことばの約束を手に入れるためには、このことから学ぶ必要があります。神さまが言われた通りに行うこと。そして神さまの御業を、自分の手柄にしないことです。今週も、神さまのおことばに忠実に歩ませていただきましょう。(吉持日輪生)
民数記20章では、再び「飲み水問題」が登場します。「再び」と書いたのは、エジプトを脱出し、荒野で旅をしていく中で、何度もこの問題が起っているからです。最初の記述は出エジプト記15章22~25節に「マラの水」問題が起こります。さらに出エジプト記17章でも、飲み水がない問題が起ります。その時、神さまはモーセに、このように語られています。「さあ、わたしはあそこのホレブの岩の上で、あなたの前に立とう。あなたがその岩を打つと、岩から水が出る。民はそれを飲もう」(出エジプト記17章6節)。モーセは、この出エジプト記17章の出来事を思い出しながら、今回の箇所でも岩を打ったのでしょう。しかし今回は、神さまから注意されるだけでなく、約束の地に入れないとまで言われてしまいます。同じことをしているのになぜでしょうか。実はよく読むとこの両者には大きな違いがあります。出エジプト記17章6節で神さまがはっきりと「あなたがその岩を打つと、岩から水が出る」とおっしゃられ、それに対して、モーセもその通りに行いました。そして何も神さまから注意されませんでした。けれども民数記20章8節で神さまは「あなたがたが彼らの目の前で岩に命じれば、岩は水を出す」と言われていたのに、モーセは岩を二度打ちし、さらにはその後の10節の中で「この岩から私たちがあなたがたのために水を出さなければならないのか」と、神さまが水を与えてくださることを、あたかもモーセ自身が出すかのように言っています。まさにこの2つ。「神さまの言われた通りしなかったこと」と「神さまが与えてくださる水を、モーセが与えたかのように言ったこと」。このことが約束の地に入れない原因となったのです。
私たちも、神さまのみことばの約束を手に入れるためには、このことから学ぶ必要があります。神さまが言われた通りに行うこと。そして神さまの御業を、自分の手柄にしないことです。今週も、神さまのおことばに忠実に歩ませていただきましょう。(吉持日輪生)
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