神さまについて確かなことを語ろう2025年04月20日

さあ、あなたは神と和らぎ、平安を得よ。そうすれば幸いがあなたのところに来るだろう。神の口からみおしえを受け、そのみことばを心にとどめよ。もし全能者に立ち返るなら、あなたは再び立ち直る。自分の天幕から不正を遠ざけるなら。
                         ヨブ記22章21~23節

 ヨブ記22章は、ヨブ記21章のヨブの少し混乱した発言を受けて、ヨブの友人テマン人エリファズが答えていますが、その内容もかなり感情的になっています。

人は神の役に立てるだろうか。賢い人でさえ、ただ自分自身の役に立つだけだ。あなたが正しいからといって、それが全能者の喜びとなるだろうか。あなたの行いが全きものであるからといって、それが神にとって益になるだろうか。    
                           ヨブ記22章2~3節

いや、それはあなたの悪が大きく、あなたの不義に際限がないからではないか。あなたは理由もなく兄弟から質物を取り、着ている物をはぎ取って裸にし、疲れている人に水を飲ませず、飢えている人に食物を拒んだからだ。(中略)あなたはやもめを手ぶらで去らせ、みなしごたちの腕を折った。そのため罠があなたを取り巻き、恐れが突然あなたを脅かすのだ。        ヨブ記22章5~10節(抜粋)

 このテマン人エリファズの発言が正しければ、ヨブはかなりの悪人ですが、このようなヨブの友人の発言に対して、下記のようにヨブ記に記されています。

主がこれらのことばをヨブに語った後、主はテマン人エリファズに言われた。「わたしの怒りはあなたとあなたの二人の友に向かって燃える。あなたがたが、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかったからだ。 
               ヨブ記42章7節
 テマン人エリファズと二人の友人たちに、主(神さま)は、「わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかった」と責めておられます。「神さまについて確かなことを語っていない」エリファズですので、恐らくヨブ記22章のヨブに対する指摘も不正確な情報なのだろうと考えます。私たちには、テマン人エリファズの時代にはなかった神のことばとしての「聖書」がありますので、「聖書」を通して「神さまについて確かなことを語れる者」として歩みましょう。
(吉持日輪生)

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