素直さを忘れない2023年10月15日

レハブアムの王位が確立し、彼が強くなると、彼は主の律法を捨て、彼とともにいた全イスラエルもそうした。        歴代誌第二12章1節

 先週触れた通り、レハブアム王は、「王位が確立し、強くなると」主の律法を捨ててしまいます。そのようなレハブアム王に神さまは、預言者シェマヤを遣わし、下記のように伝えます。

そのとき、預言者シェマヤが、シシャクのことでエルサレムに集まっていたレハブアムとユダの首長たちのもとに来て言った。「主はこう言われる。『あなたがたがわたしを捨てたので、わたしもあなたがたを捨てて、シシャクの手に渡した。』」                歴代誌第二 12章5節

 預言者シェマヤは、神さまのおことばとしてレハブアム王に「わたし(神さま)を捨てたので」と伝えていますが、冒頭引用箇所(1節)の記述は「彼(レハブアム)は主の律法を捨て」とあるだけです。この微妙な違いから「主の律法を捨てること」(1節)=「主を捨てること」(5節)なのだということが分かります。
 レハブアム王は、そのことを預言者シェマヤを通して神さまから指摘された時、言い訳をしませんでした。

すると、イスラエルの首長たちと王はへりくだり、「主は正しい」と言った。
                    歴代誌第二12章6節

 レハブアム王は、確かに「王位が確立し、強くなった」のでしょうが、神さまの前での素直さまでは失いませんでした。
 私たちも、レハブアム王のように、いつまでも神さまの前に素直でありたいものです。今週も、神さまの前に素直に悔い改め、素直に祈り、素直に喜びつつ歩みましょう。                  (吉持日輪生)