「みおしえの書(聖書)」の適用範囲2020年04月26日

その後、ヨシュアは、みおしえの書に記されているとおりに、律法のすべてのことばを、祝福ものろいも読み上げた。モーセが命じたすべてのことばの中で、ヨシュアが、イスラエルの集会全体、および女と子どもたち、および彼らの間で生活する寄留者の前で読み上げなかったことばは、一つもなかった。 
                           ヨシュア記8章34~35節

 アカンの罪が取り除かれた後、神さまはヨシュアに対して「恐れてはならない。おののいてはならない。(中略)アイに攻め上れ」(ヨシュア記8章1節)と励まします。そしてアイの町を攻め取ったヨシュアは、「主のために一つの祭壇を築いた」(ヨシュア記8章30節)とあり、また勝利におごり高ぶることなく、神さまの言葉に耳を傾けています。
 その時の状況は、上記にある通り「みおしえの書」に記されている「律法のすべてのことばを、祝福ものろいも読み上げ」ています。この状況で特筆すべきことは、そのことばを誰が聞いたかということです。アイとの戦いで活躍した兵士たちだけが聞いたかというとそうではありません。また部族のリーダーたちだけが聞いたかというとそうでもありません。
 上記聖書個所で、はっきりと記されている通り「イスラエルの集会全体、および女と子どもたち、および彼らの間で生活する寄留者」に語られました。
 ここに「みおしえの書」、今日でいうところの神さまのお言葉が書かれている「聖書」の適用範囲が明らかに示されています。「聖書」は、大人だけのものではなく、また男性だけのものでもなく、ここに書かれている通り「女と子どもたち、そして共に生活をしている寄留者」も対象だということです。イエスさまの宣教の働きを思い返しても、そこには男性・女性、大人・子ども、そしてユダヤ人以外の人たちもいました。
 私たちも、茨木市に建て上げられているキリストのからだなる教会として、この地に住む「男性・女性、大人と子ども、そして外国の方々」に聖書のことばを届けていく責任があります。2020年度から掲げている「福音を99%に届ける」教会として、今週も聖書のことばを「男性・女性、大人と子ども、そして外国人」に届けていきましょう。(吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2020/04/26/9239509/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。