20150705 献身への最後の一押し2015年07月05日

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」                   伝道者の書3章11節

15歳で献身の決心をしましたが、すぐに神学校に入学せずに一般大学の経営学部に進学することを決めました。「将来牧師になるためにどの学問が役に立つか」と牧師であった父親に聞いたところ、「それはマネジメント(経営)力だ」と教えてくれました。確かに牧会は説教や面談だけでなく、教会の組織や新しい宣教活動を考える力も必要とする働きです。経営学部ではマーケティング(顧客を理解し、商品企画や販売を考える学問)を専攻しました。卒業後の進路は一般企業への就職を希望し、献身は再度保留。当時献身を踏み切れない理由は2つありました。一つ目は会社経験の無かった父親とは異なる歩みをしたいと思ったこと、二つ目は牧師になる自信が無かったからでした。父親と自分を比べると、伝道に対する熱心さや真剣さが自分には足りないと、劣等感を持っていました。小さい頃から教会開拓の大変さも見てきましたので、十分な社会人経験があれば自信がついてくると思いました。ベンチャー企業から始まった社会人生活は1年目から試練の連続で、心も信仰も本当に鍛えられました。就職してから4年が過ぎ、充実した社会人生活を送っていた時、神さまはもう一度献身を問われました。当時友人であった有希に結婚を前提とした交際を申し込むと、彼女は間髪入れずに「あなたは将来神学校に行くのか?」と聞いてきました。15歳の献身の決心から10年、神さまからの最後の一押しでした。「はい、神学校に行きます」という再決心から、2人で将来の結婚と献身について導きを祈り始めました。婚約前の2007年7月に大阪の企業に転職し、母教会である茨木聖書教会に戻りました。そして同年11月に有希と結婚して献身の準備を始めることになりました。「神さまのなさることは、すべて時にかなって美しい。」結婚と献身の導きの中でいつも思い起こされる御言葉です。次回はカナダでの学びに導かれた過程をお分かちさせて頂ければと思います。

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