20150315 絡まるような神さまの祝福2015年03月15日

そのとき、ミデヤン人の商人が通りかかった。それで彼らはヨセフを穴から引き上げ、ヨセフを銀二十枚でイシュマエル人に売った。イシュマエル人はヨセフをエジプトへ連れて行った。                   創世記37章28節

前回創世記36章で、エサウの祝福の源がイシュマエルの娘との結婚にあり、そのことでエサウがイシュマエルへの祝福の中に入れられたことに触れました。そして今回37章にもイシュマエル人が登場します。それが上記にある聖書箇所です。
「これがヤコブの歴史である」(創世記37章2節)と始まり、すぐに取り上げられているのが「ヨセフ物語」ですが、そのヨセフは、イシュマエル人に奴隷として売られてしまいます。しかしヨセフはこのイシュマエル人のおかげで安全にエジプトへ移動することができ、また「パロの廷臣、侍従長ポティファル」(創世記37章36節)というエジプトの中でも良い家庭に売られていきました。神さまが、このようにイシュマエル人を用いて、ヨセフを導かれていることに不思議なものを感じると共に、そこにも神さまからの祝福があったことを強く感じます。しかしそれだけではありません。もう一つ注目してほしい存在は、上記聖書箇所で「イシュマエル人」と重なる表現として使われている「ミデヤン人」です。この「ミデヤン」は、創世記25章1~2節にこのように書かれています。「アブラハムは、もうひとりの妻をめとった。その名はケトラといった。彼女は彼に、ジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデヤン、イシュバク、シュアハを産んだ」と。つまり「ミデヤン」も、「イシュマエル」と同様、アブラハムの子孫なのです。
神さまから「多くの国民の父となる」という意味の名前が与えられたアブラハムへの祝福は、アブラハムの曾孫にあたるヨセフの生涯の中に「イシュマエル」「ミデヤン」の存在が様々な形で絡まりながら、ヨセフへの祝福につながっていることがわかります。神さまの祝福は、まさにあなたの上にも様々な形で絡まるように私たちを祝福してくださいます。その神さまの祝福に期待しながら今週も歩ませていただきましょう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2015/03/15/7590911/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。