20150308 エサウへの祝福の源2015年03月08日

これはエサウ、すなわちエドムの歴史である。       創世記36章1節

創世記36章には、エサウの系図が記されています。エサウは、ヤコブ(後にイスラエルという名前になる)の兄です。創世記27章で兄エサウは、弟ヤコブに父イサクから受ける祝福を横取りにされますが、神さまはエサウも祝福してくださいました。そのエサウの祝福の源をこの創世記36章にあるエサウの系図から読み取ることができます。その系図とは2~3節「エサウはカナンの女の中から妻をめとった。すなわち・・・それにイシュマエルの娘でネバヨテ(イシュマエルの長男、創世記25章13節)の妹バセマテである」です。つまりエサウは、アブラハムとサラの女奴隷ハガルとの間に与えられたイシュマエルの子孫に加えられていたのです。そのイシュマエルは、父アブラハムのもとから追い出されていきますが、その時このように神さまから語られていました。「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるからだ。しかしはしための子も、わたしは一つの国民としよう。彼もあなたの子だから」(創世記21章12~13節)。また「行ってあの少年を起こし、彼を力づけなさい。わたしはあの子を大いなる国民とするからだ」(創世記21章18節)とある通りです。このようにイシュマエルへの祝福が約束されていたのですが、エサウはそのイシュマエルの娘との結婚へ導かれ、イシュマエルの祝福の中に入れられていたのです。その祝福について聖書は具体的に「エサウは、その妻たち、息子、娘たち、その家のすべての者、その群れとすべての家畜、カナンの地で得た全財産を携え、弟ヤコブから離れてほかの地へ行った。それは、ふたりが共に住むには彼らの持ち物が多すぎて、彼らが滞在していた地は、彼らの群れのために、彼らをささえることができなかったからである」(創世記36章6~7節)と。
今週も、神の子の恵みの中に入れられている私たちは、神さまからのたくさんの祝福をいただきながら歩ませていただきましょう。