20120203 軽率に他の人を批判しない2013年02月03日

「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。」            マタイの福音書7章1~2節

 上記の聖書箇所はイエス様の「山の上の教え」の一部です。ここでイエス様は「他の人をさばくな」と警告しています。イエス様は、他の人をさばくことが正しい人間関係を築き上げることを妨げると指摘しているのです。聖書に「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。しかし知恵のある人の舌は人をいやす。」とあります。他の人をさばくことについて何が間違っているかを考えてみましょう。
 第一に、他の人をさばくとき、さばくその人はあたかも神様の立場に立っているかのようです。私たちは他の人の動機まで知ることはできません。表面的に悪く見えても、その内面において良いことがある場合があります。私たちはしばしばうわべで人を判断する間違いを犯すのです。また自分の問題を脇に置いて、他の人の問題を指摘してさばく傾向があるのです。
第二に、人をさばくとき、さばくその人は他の人について間違った見方をしているのです。また、いつも上から目線で他の人を見下しているのです。他の人を自分よりも劣った人として見ているのです。聖書は他の人をさばくとき、ブーメランのようにその同じさばきがさばくその人自身に帰ってくることを警告しています。
第三に、他の人をさばくとき、自分自身について間違った見方をしているのです。すなわち、自分自身を正しい者として高ぶっています。人間はだれも完璧な人はいません。神様の目から見たら、人間はみな足りない者なのです。したがって大事なことは自分自身も罪人であることを神様の前で認めることです。その上で他の人を助けるために助言を与えることです。
ここで注意したいことは、イエス様はすべてのさばきを禁止しているのではなく、聖書の真理に反することについて正しくさばくことを求めておられるのです。ポイントは上から目線ではなく、同じ罪人として愛を持って助言することです。

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