「神殿」「神殿用具」、そしてその後2023年08月27日

ラッパを吹き鳴らす者たち、歌い手たちが、まるで一人のように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた。そして、ラッパとシンバルと様々な楽器を奏でて声をあげ、「主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで」と主に向かって賛美した。そのとき、雲がその宮、すなわち主の宮に満ちた。祭司たちは、その雲のために、立って仕えることができなかった。主の栄光が神の宮に満ちたからである。
                      歴代誌第二 5章13~14節

 歴代誌第二5章までの流れをふりかえると、神殿の建築(歴代誌第二3章)、神殿備品の作成(歴代誌第二4章)、そしてこの章では、神殿の中に様々な備品が運び入れられています。「銀、金、各種の用具類」「主の契約の箱」「すべての聖なる用具」などが運び入れられています(1~10節)。
 そしてその後に神殿の中に入れられたものは何だったでしょうか。冒頭引用箇所にある通り「ラッパを吹き鳴らす者たち、歌い手たちが、まるで一人のように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた」(13節前半)、つまり「賛美」がそこに備えられています。そしてさらにその後に何が起こっているでしょうか。「そのとき、雲がその宮、すなわち主の宮に満ちた。(中略)主の栄光が神の宮に満ちた」(13~14節)とあります。
 この順番、「神殿」(建物)、「備品」、「賛美」、そしてその後に「神さまの臨在」という順番から私たちも学びたいと思います。私たちの教会に当てはめるならば、「会堂」(建物)があります、礼拝を献げるための様々な「備品」も備えられています。そして「賛美」も献げられています。ゆえにこのような場所に、神さまも臨在してくださるのです。
 神さまが臨在しやすいように、ますます賛美でこの会堂を満たしていきましょう。「まるで一人のように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた」とあるように、「賛美」でこの会堂を満たしつつ礼拝を献げ、神さまの臨在で満たしていただきましょう。
                        (吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2023/08/27/9612956/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。