現実を知ることと信じること2017年04月09日

そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」
                          民数記13章30節

民数記13章は、約束の地カナンに偵察隊を遣わすところです。各部族からひとりずつ選ばれ12名でカナンを探ります。
その範囲は、左図にある通り南部の「ツィンの荒野」から、北部の「レボ・ハマテ」までとなります。その移動直線距離は約420㎞。偵察日数は40日間(民数記13章25節)行われました。
偵察してきた12名の感想は、同じものではありませんでした。カレブは、冒頭で引用している通り「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから」と言っているのに対して、他の偵察メンバーは31節を見ると、「私たちはあの民のところに攻め上れない。あの民は私たちより強いから」と主張しています。
さて私たちクリスチャンは、信仰を大切にしますが、ただ神さまを見上げ、聖書を読み、信仰で進めば良いのではありません。私たちも現実をしっかり見据え、現実の厳しさ、現実の難しさに目を留めながら、しかしだから「できない」と考えるのではなく、そこから信仰をもって「必ずできる」と一歩踏み出すのです。それが信仰です。
今週も、信仰者としてしっかりと現実に目を留めながら、どんなに厳しくても、どんなに難しくても、カレブのように「必ずできる」と神さまの前に信仰をもって一歩踏み出しましょう。                 (吉持日輪生)

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