20160110 賛美が三日でつぶやきに2016年01月10日

モーセはイスラエルを葦の海から旅立たせた。彼らはシュルの荒野へ出て行き、三日間、荒野を歩いた。彼らには水が見つからなかった。         出エジプト記15章22節

出エジプト記15章には、「モーセとイスラエル人」による賛美が1~18節に記され、その後モーセの姉で女預言者ミリヤムの賛美が21節に記されています。そういう意味で出エジプト記15章は賛美に満ち溢れた章と言えます。しかし22節以降を読むと、昔も今も変わらない人間の姿に触れることになります。そこに記されているのは、イスラエル人のつぶやきです。そして興味深いところは、豊かな賛美がつぶやきに変わるまでに必要な時間が3日間だったことです。22節「彼らはシュルの荒野へ出て行き、3日間、荒野を歩いた」とあり、その後つぶやいたことが記されています。今の私たちで言うならば、日曜日に賛美を献げ、それから3日後の水曜日には、神さまの前につぶやいているという状況です。そう考えると確かに、度々起こることと感じます。さてモーセはつぶやく民にどのように対応しているでしょうか。25節「モーセは主に叫んだ。すると、主は一本の木を示された」とあり、その木を苦い水に入れると甘くなったと記されています。
なんとも新約聖書的な響きを感じることばです。なぜなら今日の私たちも、つぶやく時、神さまが私たちに指し示してくださるものも「一本の木」、イエスさまの「十字架」だからです。イエスさまが共にいてくださることがわかる時、私たちのつぶやきは、また賛美へと変えられていきます。
今週も、賛美がつぶやきに変わってしまった時は、イエスさまの十字架を見上げ、神さまを賛美する者へと引き戻していただきましょう。神さまからの守りと祝福がありますようにお祈りしています。       (吉持日輪生牧師)

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