「知識もなしに」語らない ― 2025年07月20日
ヨブは空しい口を開き、知識もなしに、自分の言い分を並べ立てている。
ヨブ記35章16節
ラム族ブズ人、バラクエルの子エリフのことばは、ヨブ記35章も続きます。そして冒頭で引用したことばも、当然エリフのことばです。ここでエリフが使っている「知識もなしに」ということばですが、エリフは34章でもヨブに対して使っていました。
「ヨブは知識もなしに語る。彼のことばは聡明さに欠けている」と。
ヨブ記34章35節
そしてこのエリフがヨブに対して使う「知識もなしに」という表現は、ヨブ記38章では、主(神さま)がヨブに語ることばの最初に登場します。
主は嵐の中からヨブに答えられた。知識もなしに言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。 ヨブ記38章1~2節
このエリフがヨブに語る「知識もなしに」と、主(神さま)がヨブに語る「知識もなしに」の間には、ことばは同じでも、読み手が感じる印象には大きな違いが生じます。主(神さま)が、ヨブだけでなく、誰に対しても「知識もなしに」と語られることに対しては、当然のこととして聞くことができますが、エリフが「知識もなしに」と語ると、「エリフはどないやねん」と言い返したくなります。
ヨブ記42章に主(神さま)が、ヨブの友人に語っている箇所がありますが、そこにエリフの名前は登場しません。
主がこれらのことばをヨブに語った後、主はテマン人エリファズに言われた。「わたしの怒りはあなたとあなたの二人の友に向かって燃える。あなたがたが、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかったからだ。…」
ヨブ記42章7節
エリフは、神さまについて確かなことを語ったので名前が登場しないのか、エリフは箸にも棒にもかからなかったので名前が登場しないのか、それは私にはわかりませんが、「知識もなしに」高慢になって語ることのないように、今週もお互いに気をつけましょう。 (吉持日輪生)
ヨブ記35章16節
ラム族ブズ人、バラクエルの子エリフのことばは、ヨブ記35章も続きます。そして冒頭で引用したことばも、当然エリフのことばです。ここでエリフが使っている「知識もなしに」ということばですが、エリフは34章でもヨブに対して使っていました。
「ヨブは知識もなしに語る。彼のことばは聡明さに欠けている」と。
ヨブ記34章35節
そしてこのエリフがヨブに対して使う「知識もなしに」という表現は、ヨブ記38章では、主(神さま)がヨブに語ることばの最初に登場します。
主は嵐の中からヨブに答えられた。知識もなしに言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。 ヨブ記38章1~2節
このエリフがヨブに語る「知識もなしに」と、主(神さま)がヨブに語る「知識もなしに」の間には、ことばは同じでも、読み手が感じる印象には大きな違いが生じます。主(神さま)が、ヨブだけでなく、誰に対しても「知識もなしに」と語られることに対しては、当然のこととして聞くことができますが、エリフが「知識もなしに」と語ると、「エリフはどないやねん」と言い返したくなります。
ヨブ記42章に主(神さま)が、ヨブの友人に語っている箇所がありますが、そこにエリフの名前は登場しません。
主がこれらのことばをヨブに語った後、主はテマン人エリファズに言われた。「わたしの怒りはあなたとあなたの二人の友に向かって燃える。あなたがたが、わたしのしもべヨブのように、わたしについて確かなことを語らなかったからだ。…」
ヨブ記42章7節
エリフは、神さまについて確かなことを語ったので名前が登場しないのか、エリフは箸にも棒にもかからなかったので名前が登場しないのか、それは私にはわかりませんが、「知識もなしに」高慢になって語ることのないように、今週もお互いに気をつけましょう。 (吉持日輪生)
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