20140622 造り出す喜び2014年06月22日

 初めに、神が天と地を創造した。            創世記1章1節
 神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。                創世記1章27節
 キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。   エペソ4章16節

聖書の最初、創世記1章には、神さまが天と地を創造されたことが記されています。これは神さまの中心的な特徴です。創世記1章を読むと、神さまは、天と地だけを創造されたのではなく、「大空(天)」を造り、「太陽」を造り、「月」を造り、さらに「鳥」を造られています。また「地」を造り、そこに「植物」「動物」を造り、そして「人間」を造られています。まさに神さまは、次から次へと創造され、最後に「見よ。それは非常に良かった」と造られたものを喜んでおられます。
 この神さまに似せて造られた人間も、やはり何かを造り出すことに喜びを覚える特徴があります。そして造ったものが「いいね!」と評価されるとうれしくなるのも神さまに似せて造られた人間だからでしょう。前の教会で福祉作業所をしながら見てきた風景も同様のものでした。封入作業にしろ、シール貼りにせよ、作業を通して何かが生み出されていき、それが誰かの役に立ち「いいね」と言ってもらえる時、その作業に携わってきた人たちの表情は輝き始めます。
 さて私たちクリスチャンには、幼子から人生の大先輩まで、誰ひとり例外なく神さまから託されている使命があります。それは、この地にひとりひとりの存在を通してキリストのからだを造り出す使命です。私たちが「しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられ」ていく時、私たちの顔も輝きます。お互いの存在を必要とし、共にキリストのからだを建て上げ、共に輝きましょう。

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