おきてと定め2017年10月08日

 今、イスラエルよ。あなたがたが行うように私の教えるおきてと定めとを聞きなさい。そうすれば、あなたがたは生き、あなたがたの父祖の神、主が、あなたがたに与えようとしておられる地を所有することができる。
           申命記4章1節 

 申命記4章には「おきてと定め」という言葉が、5回(1節、5節、8節、14節、45節)登場します。1節の言葉は、上記に記しましたので、その他の言葉を以下に記すと、
5節。見なさい。私は、私の神、主が私に命じられたとおりに、おきてと定めとをあなたがたに教えた。あなたがたが、入って行って、所有しようとしているその地の真ん中で、そのように行うためである。
8節。また、きょう、私があなたがたの前に与えようとしている、このみおしえのすべてのように、正しいおきてと定めとを持っている偉大な国民が、いったい、どこにあるだろう。
14節。主は、そのとき、あなたがたにおきてと定めとを教えるように、私に命じられた。あなたがたが、渡って行って、所有しようとしている地で、それらを行うためであった。
45節。これはさとしとおきてと定めであって、イスラエル人がエジプトを出たとき、モーセが彼らに告げたのである。
 聖書全体でも「おきてと定め」と使われているのは24箇所ですから、申命記4章の5回が、多いことがわかります。
 さらに2節では「私があなたがたに命じることばに、つけ加えてはならない。また、減らしてはならない。私があなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令を、守らなければならない」とあり、「おきてと定め」に対する厳格さも読み取ることができます。
 そしてこの「おきてと定め」に対する姿勢、取り組みは、今日の私たちにとっては「聖書」になります。
 ですから私たちも、聖書のことばに「つけ加える」ことも、「減らす」こともなく、今週も「さとしとおきてと定め」「聖書」を大切にしながら、そこに記されていることを守り行う者として歩ませていただきましょう。(吉持日輪生)