「神のことば」を若い世代で2024年03月17日

彼(ヨシヤ王)の治世の第八年、まだ若いころに、彼は父祖ダビデの神を求めることを始め、第十二年にユダとエルサレムをきよめて、高き所、アシェラ像、刻んだ像、および鋳像を除き始めた。             
                       歴代誌第二34章3節

 ヨシヤ王は、1節で「八歳で王となり」とありますので、上記聖書個所の「治世の第八年」とは、ヨシヤ王16歳の時となります。ヨシヤ王は、「まだ若い」16歳のころに「父祖ダビデの神を求めることを始め、第十二年に」、つまりヨシヤ王20歳の時に「ユダとエルサレムをきよめて、高き所、…を除き始め」ました。
 このようなヨシヤ王の取り組みは続けられ、「その(ヨシヤ王の)治世十八年に」、つまりヨシヤ王26歳の時に、宮の修理も始めます。その宮の修理を進めていく中で、「モーセを通して示された主の律法の書を見つけ」、祭司ヒルキヤは、その書物を書記シャファンに渡します。書記シャファンはその書物を王の前で朗読し、その「書物のことば」を聞いたヨシヤ王は、「自分の衣を引き裂き」、心を痛めへりくだります。

あなたがこの場所とその住民について神のことばを聞いたとき、あなたは心を痛めて神の前にへりくだり、わたしの前にへりくだって自分の衣を引き裂き、わたしの前で泣いたので、わたしもまた、あなたの願いを聞き入れる──主のことば──。
                          歴代誌第二34章27節

 上記聖書個所にある通り、「神のことばを聞いたとき」、ヨシヤ王は「心を痛め」「へりくだり」「自分の衣を引き裂き」「泣いた」とあります。そしてその後、この「契約の書のことばをすべて彼ら(ユダのすべての人々、エルサレムの住民、祭司とレビ人、上の者から下の者まで、すべての民)に読み聞かせ」ます。その応答として民は神さまの前に「契約のことばを行うことを誓い」「神の契約にしたがって行動」しました。
 ヨシヤ王の素直な「神のことば」に対する反応は、ヨシヤ王個人に影響を与えるだけでなく、当時の人たち全体に影響を及ぼしています。「神のことば」の力強さを教えられます。
 ヨシヤ王は、この力強い「神のことば」に若い頃から触れることができました。私たちも、今を生きている若い世代に、この「神のことば」をしっかり響かせ、届けていきましょう。     (吉持日輪生)