神さまの約束(預言)はすごい2023年03月12日

彼らの所有地である彼らの町々に戻って来て最初に住みついたのは、イスラエルの人々、祭司たち、レビ人および宮のしもべたちであった。エルサレムには、ユダ族、ベニヤミン族、エフライムおよびマナセ族の者が住んだ。アミフデの子ウタイ。アミフデはオムリの子、オムリはイムリの子、イムリはバニの子。バニはユダの子ペレツの子孫である。
                     歴代誌第一 9章2~4節

 上記引用箇所冒頭の「彼らの所有地である彼らの町々に戻って来て最初に住みついた」とは、バビロンへの捕囚からイスラエルの地に戻って来た時のことを指していると考えられています。ちょうど旧約聖書ネヘミヤ記の時代です。
 また今日の引用箇所にも、私の一押しの人「ペレツ」の名前が登場します。そして今回取り上げている歴代誌第一9章と同じことが記されているネヘミヤ記の個所にはこのようにあります。

エルサレムに住んだペレツの子孫は合計四百六十八人の勇士であった。
                         ネヘミヤ記 11章6節

 このネヘミヤ記を読むとバビロンからイスラエルに帰還し、エルサレムに住んだユダ族の中には、最低でも468人のペレツの子孫の勇士がいたことになります。
 ではなぜ聖書は、エルサレムにユダ族が戻ったことを記すのでしょうか。歴代誌第一だけでなく、ネヘミヤ記でも記すのでしょうか。その一つの理由が、創世記49章のヤコブが、子どもたち一人ひとりの名前を挙げて献げた預言の祈りにあります。

ユダは獅子の子。わが子よ、おまえは獲物によって成長する。雄獅子のように、雌獅子のように、うずくまり、身を伏せる。だれがこれを起こせるだろうか。王権はユダを離れず、王笏はその足の間を離れない。
                          創世記 49章9~10節前半

 ユダ族がエルサレムに戻ったことを記す理由、それは創世記49章の預言が、しっかりと成就していることを明らかにするためです。そして私たちは、その預言が、マタイの福音書1章に記されている系図を通して、イエス・キリストにつながることを知る時、神さまの預言のすごさに圧倒されます。今週も、神さまの約束は必ず成就することを覚えつつ、神さまと共に歩みましょう。 (吉持日輪生)

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