ヤベツの祈りから学ぼう2023年02月12日

ヤベツは彼の兄弟たちの中で最も重んじられた。彼の母は、「私が痛みのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけていた。ヤベツはイスラエルの神に呼び求めて言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。」神は彼の願ったことをかなえられた。
                        歴代誌第一 4章9~10節

 歴代誌第一4章冒頭に私の一押しの人「ペレツ」が登場します。しかし、私の一押しの人「ペレツ」には比べものにならないくらいに有名なのが、「ヤベツ」です。ブルース・H・ウィルキンソンという神学者が、「ヤベツの祈り」という本を、2000年にアメリカで出版。この書籍は、アメリカでベストセラーとなりましたが、2001年に日本語訳が出版されて日本でも良く読まれ、この頃「ヤベツの祈り」が様々な所で取り上げられていたことを思い出します。
 「ヤベツ」という名前は、「痛み」という意味の言葉から付けられています。これは彼の母が語った「私が痛みのうちにこの子を産んだから」付けられた名前です。「痛み」を伴う出産でしたが、その「痛み」という名を受けた「ヤベツ」も、「痛み」の伴う人生だったからこそ、神さまに祝福を祈り求め、その祈りがかなえられます。ここに聖書が語る希望、聖書の約束があります。「痛み」があるから「祈り」、「祈り」があるから「祝福」をいただけるのです。
 私たちも人生の中で「痛み」を経験します。「痛み」の伴わない人生などないように、「痛み」は常に私たちの身近なところに存在しています。しかしその「痛み」は、祝福の入口となるのです。そのことをヤベツは経験し、そのことを聖書のことばを通して、私たちに伝えてくれています。
 あなたが今「痛み」を伴いながら背負っている一つ一つのことを覚えつつ、「ヤベツの祈り」を献げ続けて行く中で、神さまは必ずその「痛み」の先に「祝福」を与えてくださいます。その祝福は「私の地境を広げ」、「御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないように」とあるように具体的な祝福です。
 今週も、ヤベツのように神さまに祈りを献げ、神さまからの祝福をいただいて歩みましょう。 (吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2023/02/12/9562369/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。