20150125 神さまはここにもおられる2015年01月25日

神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。
                           創世記30章22節

創世記29章後半~30章は、ヤコブの妻、レアとラケル、さらにはそれぞれの女奴隷ジルパとビルハを巻き込んだ、ドロドロとした人間の姿が記されています。レアはヤコブの思いを自分に向けさせるためにヤコブとの間に①ルベン、②シメオン、③レビ、④ユダを出産します。その後ラケルは、自分が不妊であるため自分の女奴隷ビルハをヤコブに妻として与え、ヤコブとの間に⑤ダン、⑥ナフタリが誕生します。その後レアも自分の女奴隷ジルパをヤコブに妻として与え、その間に⑦ガド、⑧アシェルが誕生します。その後も出産は続き、レアがヤコブとの間に⑨イッサカル、⑩ゼブルンを出産し、ラケルとの間に⑪ヨセフが誕生します。ではいったい神さまは、このようなドロドロとした人間模様にどのように関わられているのでしょうか。
29章31節を読むと「主はレアがきらわれているのをご覧になって、彼女の胎を開かれた」とある通り、嫌われているレアに目を留められ、上記聖書箇所にある通り不妊であったラケルのことを覚えておられたとあります。私たちは、この世のドロドロとした人間模様の中に神さまは住まわれない、そこから遠く離れてしまうのではと感じますが、聖書の神さまはそうではありません。ドロドロとした人間模様の中に住んでいてくださるお方です。それだけではありません、神さまはこのヤコブと4人の女性を通して誕生した12人の子どもたちを基本にイスラエル12部族をお造りになり、イスラエルの歴史を進められました。
その同じ神さまが、今日も、そして今週も、あなたがどんなにドロドロとした人間関係の中で生きていようと、そのようなことに左右されることなく、あなたのことをご覧になり、覚えていてくださいます。だからこそ私たちも、どのような状況の中にあっても、この神さまをしっかりと覚え、見上げ、少しでも神さまに喜ばれる歩みができるように祈りつつ、歩ませていただきましょう。

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