20120701 悪いことさえも良いことに用いる神様2012年07月01日

「さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。」
マタイの福音書4章1節
 イエス様の荒野の誘惑の出来事は福音書の中で有名な出来事のひとつです。悪魔に石をパンに変えて、空腹を満たしなさいと誘惑された話です。このときイエス様は悪魔の誘惑にそそのかされず、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」という聖書のことばをもって対抗されたのです。イエス様が荒野で試みられた出来事から何を学ぶことができるのでしょうか。
 第一に、イエス様さえ誘惑に直面したという事実です。この地上の生活において誘惑は絶えず私たちが直面しなければならない現実なのです。悪魔は私たちを絶えず誘惑し、私たちを神様から引き離そうと一生懸命なのです。第二に、人生において成功したり、順調であったりするとき、悪魔は誘惑するチャンスだと考えて私たちに誘惑を仕掛けてくるのです。その理由は成功が人の気持ちを高ぶらせ、うきうき舞い上がらせるからです。その結果、自分を守る防御が弱められ無防備になってしまうからです。聖書では「立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。」と警告を述べています。第三に、あなたが苦しいとき、弱っているとき、誘惑はあなたの目の前にあるのです。イエス様は四十日四十夜断食した後で、悪魔の誘惑を受けたのです。人は空腹のとき、自分をコントロールすることができなくなります。他の人のことなど考えられなくなり、自己中心的になってしまうからです。
最後に、神様は悪魔の誘惑さえもご自分のご計画の中に取り込んで、良いことのために用いてくださることです。イエス様は荒野において悪魔の誘惑を受けられましたが、神様は悪魔の誘惑を用いて、イエス様が私たちの真の救い主であり、私たちが見習うべき模範であることを明らかにしてくださったのです。たとえあなたが悪魔の誘惑を受け、大いに試みられたとしても、イエス様のように神様のことば、聖書に信頼していくならば、神様はその誘惑を用いて、あなたを豊かに成長させてくださるのです。

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