主を呼び求めつつ歩む2025年03月30日

いつまで、あなたがたは私のたましいを悩ませ、ことばで私を砕くのか。もう十度もあなたがたは私を辱め、私をいじめて恥じることもない。
                           ヨブ記19章2~3節

 ヨブ記19章は、ヨブの返答が記されています。ヨブは、その冒頭で上記にもある通り「もう十度もあなたがたは私を辱め、私をいじめて…」と語っています。「もう十度も?」と感じたので振り返ってみました。テマン人エリファズが4~5章、15章。シュアハ人ビルダデが8章、18章。ナアマ人ツォファルが11章。ヨブ記19章までにヨブが三人の友人からことばで責められたのは4回だけです。ヨブが大げさに語っていると考えることもできますが、ヨブ記には記されていない周りの人たちからの責めを受けていたのかもしれません。しかしヨブは、このような十度にも及ぶことばでの責め、いじめを受けながら、このように語っています。

私は知っている。私を贖う方は生きておられ、ついには、土のちりの上に立たれることを。                        ヨブ記19章25節

 2週間前(3月16日)の恵泉でも触れましたが、ヨブは苦しみ、責め、いじめを経験する中、「仲裁者」「保証人」「保証してくれる人」の存在に目が向けられていきましたが、ヨブ記19章ではさらに明確に「私を贖う方は生きておられる」「ついには、土のちりの上に立たれる」と語っています。このようなヨブの気付き、聖霊なる神さまの助けを知る時、以下の聖書のことばを思い出します。

苦難の日に わたしを呼び求めよ。
わたしはあなたを助け出し あなたはわたしをあがめる。
                          詩篇50篇15節

苦しみにあったことは 私にとって幸せでした。
それにより 私はあなたのおきてを学びました。 
                          詩篇119篇71節

 私たちも「苦難の日」に、「苦しみにあう」時に、神さまを呼び求め、神さまから様々なことを教えていただき、助けを経験しましょう。そのような道を歩む時、私たちも「苦しみにあったことは私にとって幸せでした」と告白できるようになるのです。今週も主を呼び求めつつ歩みましょう。          (吉持日輪生)