自分たちの神の宮をなおざりにしない2024年08月18日

レビ人が十分の一を集めるとき、アロンの子孫である祭司が、そのレビ人とともにいなければならない。レビ人は、その十分の一の十分の一を私たちの神の宮へ携え上り、宝物倉の部屋に納めなければならない。この部屋に、イスラエルの子らとレビ人たちは、穀物、新しいぶどう酒、油の奉納物を携えて来るようになっているからである。そこには聖所の用具があり、また、当番の祭司や門衛や歌い手たちもいる。このようにして私たちは、自分たちの神の宮をなおざりにはしない。
                   ネヘミヤ記10章38~39節

 冒頭引用個所39節の最後に「このようにして私たちは、自分たちの神の宮をなおざりにはしない」と当時の人たちの思い、決意が力強く記されています。そしてネヘミヤ記9章最後の38節からネヘミヤ記10章には、「神の宮をなおざりにしない」取り組みが記されています。
 その内容は、印を押して「盟約」を結び(ネヘミヤ記9章38節)、次に「誓い」(10章29節)に加わり、「献げる義務を自らに課す」(32節)とあります。さらに「ささげ物」についても記されていきます。「薪のささげ物」(34節)、「土地の初なり、木の初なりの果実」(35節)、「子どもと家畜の初子」(36節)、「初物の麦粉、木の果実、新しいぶどう酒と油、私たちの土地の十分の一」(37節)などのささげ物のことが記されています。
 つまり「神の宮をなおざりにしない」取り組みは、具体的には、神さまと「契約を結び」「誓い」「献げものを携えてくること」となります。いま、私たちの教会は、建物の雨漏りに悩んでいます。「神の宮をなおざりにしない」とは、建物を整えることだけでなく、神さまの前に一人一人が、「神さまとの契約」「誓い」「献げ物」について点検し、整えることも含まれるのです。
 礼拝堂の雨漏りが、すみやかに改善されるように祈りつつ、私たちの信仰についてもよくよく点検し、神さまの前にさらに整えられていきましょう。(吉持日輪生)