系図からも見えてくる神さまのあわれみ深さ ― 2023年02月05日
10 ソロモンの子はレハブアム。その子はアビヤ、その子はアサ、その子はヨシャファテ、
11 その子はヨラム、その子はアハズヤ、その子はヨアシュ、
12 その子はアマツヤ、その子はアザルヤ、その子はヨタム、
13 その子はアハズ、その子はヒゼキヤ、その子はマナセ、
14 その子はアモン、その子はヨシヤ。
15 ヨシヤの子は、長子ヨハナン、次男エホヤキム、三男ゼデキヤ、四男シャルム。
16 エホヤキムの子孫は、その子エコンヤ、その子ゼデキヤ。
歴代誌第一 3章10~16節
冒頭の「ソロモン」は、ダビデ王さまの子どもの一人です。そしてその後に続く人たちは、ソロモン以降の子孫となりますが、同時にイスラエル南王国の王様たちの名前の紹介にもなっています。レハブアム(列王記第一14章21節)、アビヤ(列王記第一14章31節)、アサ(列王記第一15章8節)、ヨシャファテ(列王記第一15章24節)、ヨラム(列王記第一22章50節)、アハズヤ(列王記第二8章25節)、ヨアシュ(列王記第二11章21節)、アマツヤ(列王記第二14章1節)、アザルヤ(別名ウジヤ、列王記第二14章21節)、ヨタム(列王記第二15章32節)、アハズ(列王記第二15章38節)、ヒゼキヤ(列王記第二16章20節)、マナセ(列王記第二20章21節)、アモン(列王記第二21章18節)、ヨシヤ(列王記第二21章26節)、シャルム(別名エホアハズ、列王記第二23章30節)、エホヤキム(別名エルヤキム、列王記第二23章34節)、エコンヤ(別名エホヤキン、エコニヤ、列王記第二24章6節)、ゼデキヤ(別名マタンヤ、列王記第二24章17節)。このようにダビデ王の子孫が、脈々と王様として立てられていますが、そこには神さまとダビデ王との約束がありました。
それは、わたし(神)が、わが民イスラエルの上にさばきつかさを任命して以来のことである。こうして、わたしはあなた(ダビデ)にすべての敵からの安息を与えたのである。主はあなたに告げる。主があなたのために一つの家を造る、と。あなたの日数が満ち、あなたが先祖とともに眠りにつくとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる。
サムエル記第二7章11~12節
神さまは、ダビデ王に告げた約束をこのように果たされました。しかも列王記で学んだように、神さまの目に悪を行い続ける王様たちであってもです。神さまのあわれみ深さを教えられます。今週も神さまのあわれみ深さに包まれながら歩みましょう。 (吉持日輪生)
11 その子はヨラム、その子はアハズヤ、その子はヨアシュ、
12 その子はアマツヤ、その子はアザルヤ、その子はヨタム、
13 その子はアハズ、その子はヒゼキヤ、その子はマナセ、
14 その子はアモン、その子はヨシヤ。
15 ヨシヤの子は、長子ヨハナン、次男エホヤキム、三男ゼデキヤ、四男シャルム。
16 エホヤキムの子孫は、その子エコンヤ、その子ゼデキヤ。
歴代誌第一 3章10~16節
冒頭の「ソロモン」は、ダビデ王さまの子どもの一人です。そしてその後に続く人たちは、ソロモン以降の子孫となりますが、同時にイスラエル南王国の王様たちの名前の紹介にもなっています。レハブアム(列王記第一14章21節)、アビヤ(列王記第一14章31節)、アサ(列王記第一15章8節)、ヨシャファテ(列王記第一15章24節)、ヨラム(列王記第一22章50節)、アハズヤ(列王記第二8章25節)、ヨアシュ(列王記第二11章21節)、アマツヤ(列王記第二14章1節)、アザルヤ(別名ウジヤ、列王記第二14章21節)、ヨタム(列王記第二15章32節)、アハズ(列王記第二15章38節)、ヒゼキヤ(列王記第二16章20節)、マナセ(列王記第二20章21節)、アモン(列王記第二21章18節)、ヨシヤ(列王記第二21章26節)、シャルム(別名エホアハズ、列王記第二23章30節)、エホヤキム(別名エルヤキム、列王記第二23章34節)、エコンヤ(別名エホヤキン、エコニヤ、列王記第二24章6節)、ゼデキヤ(別名マタンヤ、列王記第二24章17節)。このようにダビデ王の子孫が、脈々と王様として立てられていますが、そこには神さまとダビデ王との約束がありました。
それは、わたし(神)が、わが民イスラエルの上にさばきつかさを任命して以来のことである。こうして、わたしはあなた(ダビデ)にすべての敵からの安息を与えたのである。主はあなたに告げる。主があなたのために一つの家を造る、と。あなたの日数が満ち、あなたが先祖とともに眠りにつくとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子をあなたの後に起こし、彼の王国を確立させる。
サムエル記第二7章11~12節
神さまは、ダビデ王に告げた約束をこのように果たされました。しかも列王記で学んだように、神さまの目に悪を行い続ける王様たちであってもです。神さまのあわれみ深さを教えられます。今週も神さまのあわれみ深さに包まれながら歩みましょう。 (吉持日輪生)
ヤベツの祈りから学ぼう ― 2023年02月12日
ヤベツは彼の兄弟たちの中で最も重んじられた。彼の母は、「私が痛みのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけていた。ヤベツはイスラエルの神に呼び求めて言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないようにしてください。」神は彼の願ったことをかなえられた。
歴代誌第一 4章9~10節
歴代誌第一4章冒頭に私の一押しの人「ペレツ」が登場します。しかし、私の一押しの人「ペレツ」には比べものにならないくらいに有名なのが、「ヤベツ」です。ブルース・H・ウィルキンソンという神学者が、「ヤベツの祈り」という本を、2000年にアメリカで出版。この書籍は、アメリカでベストセラーとなりましたが、2001年に日本語訳が出版されて日本でも良く読まれ、この頃「ヤベツの祈り」が様々な所で取り上げられていたことを思い出します。
「ヤベツ」という名前は、「痛み」という意味の言葉から付けられています。これは彼の母が語った「私が痛みのうちにこの子を産んだから」付けられた名前です。「痛み」を伴う出産でしたが、その「痛み」という名を受けた「ヤベツ」も、「痛み」の伴う人生だったからこそ、神さまに祝福を祈り求め、その祈りがかなえられます。ここに聖書が語る希望、聖書の約束があります。「痛み」があるから「祈り」、「祈り」があるから「祝福」をいただけるのです。
私たちも人生の中で「痛み」を経験します。「痛み」の伴わない人生などないように、「痛み」は常に私たちの身近なところに存在しています。しかしその「痛み」は、祝福の入口となるのです。そのことをヤベツは経験し、そのことを聖書のことばを通して、私たちに伝えてくれています。
あなたが今「痛み」を伴いながら背負っている一つ一つのことを覚えつつ、「ヤベツの祈り」を献げ続けて行く中で、神さまは必ずその「痛み」の先に「祝福」を与えてくださいます。その祝福は「私の地境を広げ」、「御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないように」とあるように具体的な祝福です。
今週も、ヤベツのように神さまに祈りを献げ、神さまからの祝福をいただいて歩みましょう。 (吉持日輪生)
歴代誌第一 4章9~10節
歴代誌第一4章冒頭に私の一押しの人「ペレツ」が登場します。しかし、私の一押しの人「ペレツ」には比べものにならないくらいに有名なのが、「ヤベツ」です。ブルース・H・ウィルキンソンという神学者が、「ヤベツの祈り」という本を、2000年にアメリカで出版。この書籍は、アメリカでベストセラーとなりましたが、2001年に日本語訳が出版されて日本でも良く読まれ、この頃「ヤベツの祈り」が様々な所で取り上げられていたことを思い出します。
「ヤベツ」という名前は、「痛み」という意味の言葉から付けられています。これは彼の母が語った「私が痛みのうちにこの子を産んだから」付けられた名前です。「痛み」を伴う出産でしたが、その「痛み」という名を受けた「ヤベツ」も、「痛み」の伴う人生だったからこそ、神さまに祝福を祈り求め、その祈りがかなえられます。ここに聖書が語る希望、聖書の約束があります。「痛み」があるから「祈り」、「祈り」があるから「祝福」をいただけるのです。
私たちも人生の中で「痛み」を経験します。「痛み」の伴わない人生などないように、「痛み」は常に私たちの身近なところに存在しています。しかしその「痛み」は、祝福の入口となるのです。そのことをヤベツは経験し、そのことを聖書のことばを通して、私たちに伝えてくれています。
あなたが今「痛み」を伴いながら背負っている一つ一つのことを覚えつつ、「ヤベツの祈り」を献げ続けて行く中で、神さまは必ずその「痛み」の先に「祝福」を与えてくださいます。その祝福は「私の地境を広げ」、「御手が私とともにあってわざわいから遠ざけ、私が痛みを覚えることのないように」とあるように具体的な祝福です。
今週も、ヤベツのように神さまに祈りを献げ、神さまからの祝福をいただいて歩みましょう。 (吉持日輪生)
長子の権利を失っても ― 2023年02月19日
助けを得てこれらに当たったので、ハガル人およびこれとともにいた者はみな彼らの手に渡された。それは、彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた。
歴代誌第一 5章20節
上記聖書箇所の冒頭「助けを得てこれらに当たった」のは、「ルベンの子孫、ガド人、マナセの半部族」(歴代誌第一5章18節)になります。掲載したイスラエルの12部族の地図でもわかるように、これらの部族は、ヨルダン川の東側に割り当て地をもらった部族です。
ルベンについては、歴代誌第一5章1節に、「長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた」とあります。「父の寝床を汚した」出来事は、次のように記されています。
イスラエルがその地にとどまっていたころ、ルベンが父の側女ビルハのところに行って、彼女と寝た。イスラエルはこのことを聞いた。ヤコブの子は十二人であった。レアの子はヤコブの長子ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。
創世記35章22~23節
創世記35章では、このように「ヤコブの長子ルベン」と記されています。また創世記49章に記されているイスラエル(ヤコブ)の息子たちへの祈りの中でも「ルベンよ、おまえはわが長子。わが力、わが活力の初穂。威厳と力強さでまさる者」(創世記49章3節)とあります。
けれども今回の歴代誌第一5章を通して、神さまが、この「ルベンの長子の権利」を「ヨセフの子に与えたこと」、つまりルベンが長子でなくなっていた事実が明らかになります。
しかし神さまは、ルベンのような過去があっても、長子の権利を失っても、冒頭引用箇所に「彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた」とあるように、「神に叫び求める」時、「神により頼む」時、神さまは、その願い、その思いに答えてくださいます。
今週も、このような神さまのあわれみ深さに期待しながら歩みましょう。(吉持日輪生)
歴代誌第一 5章20節
上記聖書箇所の冒頭「助けを得てこれらに当たった」のは、「ルベンの子孫、ガド人、マナセの半部族」(歴代誌第一5章18節)になります。掲載したイスラエルの12部族の地図でもわかるように、これらの部族は、ヨルダン川の東側に割り当て地をもらった部族です。
ルベンについては、歴代誌第一5章1節に、「長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた」とあります。「父の寝床を汚した」出来事は、次のように記されています。
イスラエルがその地にとどまっていたころ、ルベンが父の側女ビルハのところに行って、彼女と寝た。イスラエルはこのことを聞いた。ヤコブの子は十二人であった。レアの子はヤコブの長子ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。
創世記35章22~23節
創世記35章では、このように「ヤコブの長子ルベン」と記されています。また創世記49章に記されているイスラエル(ヤコブ)の息子たちへの祈りの中でも「ルベンよ、おまえはわが長子。わが力、わが活力の初穂。威厳と力強さでまさる者」(創世記49章3節)とあります。
けれども今回の歴代誌第一5章を通して、神さまが、この「ルベンの長子の権利」を「ヨセフの子に与えたこと」、つまりルベンが長子でなくなっていた事実が明らかになります。
しかし神さまは、ルベンのような過去があっても、長子の権利を失っても、冒頭引用箇所に「彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた」とあるように、「神に叫び求める」時、「神により頼む」時、神さまは、その願い、その思いに答えてくださいます。
今週も、このような神さまのあわれみ深さに期待しながら歩みましょう。(吉持日輪生)
たくさんの「アザルヤ」 ― 2023年02月26日
①歴代誌第一6章9節 アヒマアツはアザルヤを生み、アザルヤはヨハナンを生み、
②歴代誌第一6章10~11節 ヨハナンはアザルヤを生んだ。これは、ソロモンがエルサレムに建てた宮で、祭司の務めを果たしたアザルヤである。アザルヤはアマルヤを生み、アマルヤはアヒトブを生み、
③歴代誌第一6章13~14節 シャルムはヒルキヤを生み、ヒルキヤはアザルヤを生み、アザルヤはセラヤを生み、セラヤはエホツァダクを生んだ。
④歴代誌第一6章36節 アマサイはエルカナの子、エルカナはヨエルの子、ヨエルはアザルヤの子、アザルヤはゼパニヤの子、
歴代誌第一6章は、最初から最後まで人名、地名などカタカナのことばばかりです。しかも読んでいると、同じような名前も出てくるため、整理して理解することが難しいです。例えば上記聖書箇所は「アザルヤ」という人名が登場している個所です。①には2回、②には3回、③には2回、④には2回と、歴代誌第一6章には「アザルヤ」という人名が9回も登場します。
そしてそれらの「アザルヤ」を整理すると、歴代誌第一6章には4人の別々の「アザルヤ」が紹介されていることが分かります。
①は、アヒマアツの子のアザルヤ
②は、ヨハナンの子のアザルヤ
③は、ヒルキヤの子のアザルヤ
④は、ゼパニヤの子のアザルヤです。
このようにイスラエルにおいて良く付けられた名前の一つだったと思われる「アザルヤ」。その意味を調べると「主は助けた」という意味のようです。実は、歴代誌第一6章4節に登場するアロンの子の「エルアザル」も同じ意味の名前です。また記憶の良い方には、ダニエル書に登場するアベデ・ネゴのイスラエル名が「アザルヤ」だったことも思い出す方もおられることでしょう。
それぞれの信仰者の家庭において、主が助けてくださる出来事、状況を経験しながら「アザルヤ」(主は助けた)と名前を付け、また「主の助け」を求めて「アザルヤ」(主は助けた)という名前を付けたのでしょう。
そして今を生きている私たちにとっても、主は助けてくださるお方です。その主と共に今週も歩みましょう。 (吉持日輪生)
②歴代誌第一6章10~11節 ヨハナンはアザルヤを生んだ。これは、ソロモンがエルサレムに建てた宮で、祭司の務めを果たしたアザルヤである。アザルヤはアマルヤを生み、アマルヤはアヒトブを生み、
③歴代誌第一6章13~14節 シャルムはヒルキヤを生み、ヒルキヤはアザルヤを生み、アザルヤはセラヤを生み、セラヤはエホツァダクを生んだ。
④歴代誌第一6章36節 アマサイはエルカナの子、エルカナはヨエルの子、ヨエルはアザルヤの子、アザルヤはゼパニヤの子、
歴代誌第一6章は、最初から最後まで人名、地名などカタカナのことばばかりです。しかも読んでいると、同じような名前も出てくるため、整理して理解することが難しいです。例えば上記聖書箇所は「アザルヤ」という人名が登場している個所です。①には2回、②には3回、③には2回、④には2回と、歴代誌第一6章には「アザルヤ」という人名が9回も登場します。
そしてそれらの「アザルヤ」を整理すると、歴代誌第一6章には4人の別々の「アザルヤ」が紹介されていることが分かります。
①は、アヒマアツの子のアザルヤ
②は、ヨハナンの子のアザルヤ
③は、ヒルキヤの子のアザルヤ
④は、ゼパニヤの子のアザルヤです。
このようにイスラエルにおいて良く付けられた名前の一つだったと思われる「アザルヤ」。その意味を調べると「主は助けた」という意味のようです。実は、歴代誌第一6章4節に登場するアロンの子の「エルアザル」も同じ意味の名前です。また記憶の良い方には、ダニエル書に登場するアベデ・ネゴのイスラエル名が「アザルヤ」だったことも思い出す方もおられることでしょう。
それぞれの信仰者の家庭において、主が助けてくださる出来事、状況を経験しながら「アザルヤ」(主は助けた)と名前を付け、また「主の助け」を求めて「アザルヤ」(主は助けた)という名前を付けたのでしょう。
そして今を生きている私たちにとっても、主は助けてくださるお方です。その主と共に今週も歩みましょう。 (吉持日輪生)
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