長子の権利を失っても ― 2023年02月19日
助けを得てこれらに当たったので、ハガル人およびこれとともにいた者はみな彼らの手に渡された。それは、彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた。
歴代誌第一 5章20節
上記聖書箇所の冒頭「助けを得てこれらに当たった」のは、「ルベンの子孫、ガド人、マナセの半部族」(歴代誌第一5章18節)になります。掲載したイスラエルの12部族の地図でもわかるように、これらの部族は、ヨルダン川の東側に割り当て地をもらった部族です。
ルベンについては、歴代誌第一5章1節に、「長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた」とあります。「父の寝床を汚した」出来事は、次のように記されています。
イスラエルがその地にとどまっていたころ、ルベンが父の側女ビルハのところに行って、彼女と寝た。イスラエルはこのことを聞いた。ヤコブの子は十二人であった。レアの子はヤコブの長子ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。
創世記35章22~23節
創世記35章では、このように「ヤコブの長子ルベン」と記されています。また創世記49章に記されているイスラエル(ヤコブ)の息子たちへの祈りの中でも「ルベンよ、おまえはわが長子。わが力、わが活力の初穂。威厳と力強さでまさる者」(創世記49章3節)とあります。
けれども今回の歴代誌第一5章を通して、神さまが、この「ルベンの長子の権利」を「ヨセフの子に与えたこと」、つまりルベンが長子でなくなっていた事実が明らかになります。
しかし神さまは、ルベンのような過去があっても、長子の権利を失っても、冒頭引用箇所に「彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた」とあるように、「神に叫び求める」時、「神により頼む」時、神さまは、その願い、その思いに答えてくださいます。
今週も、このような神さまのあわれみ深さに期待しながら歩みましょう。(吉持日輪生)
歴代誌第一 5章20節
上記聖書箇所の冒頭「助けを得てこれらに当たった」のは、「ルベンの子孫、ガド人、マナセの半部族」(歴代誌第一5章18節)になります。掲載したイスラエルの12部族の地図でもわかるように、これらの部族は、ヨルダン川の東側に割り当て地をもらった部族です。
ルベンについては、歴代誌第一5章1節に、「長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた」とあります。「父の寝床を汚した」出来事は、次のように記されています。
イスラエルがその地にとどまっていたころ、ルベンが父の側女ビルハのところに行って、彼女と寝た。イスラエルはこのことを聞いた。ヤコブの子は十二人であった。レアの子はヤコブの長子ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。
創世記35章22~23節
創世記35章では、このように「ヤコブの長子ルベン」と記されています。また創世記49章に記されているイスラエル(ヤコブ)の息子たちへの祈りの中でも「ルベンよ、おまえはわが長子。わが力、わが活力の初穂。威厳と力強さでまさる者」(創世記49章3節)とあります。
けれども今回の歴代誌第一5章を通して、神さまが、この「ルベンの長子の権利」を「ヨセフの子に与えたこと」、つまりルベンが長子でなくなっていた事実が明らかになります。
しかし神さまは、ルベンのような過去があっても、長子の権利を失っても、冒頭引用箇所に「彼らがその戦いのときに神に叫び求めたからである。彼らが神に拠り頼んだので、神は彼らの願いを聞き入れられた」とあるように、「神に叫び求める」時、「神により頼む」時、神さまは、その願い、その思いに答えてくださいます。
今週も、このような神さまのあわれみ深さに期待しながら歩みましょう。(吉持日輪生)
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