20150111こここそ神の家2015年01月11日

彼は恐れおののいて、また言った。「この場所は、なんとおそれおおいことだろう。こここそ神の家にほかならない。ここは天の門だ。」    創世記28章17節

上記のことばは、ヤコブがパダン・アラムへ向かう旅の途中、神さまがヤコブに届けられたおことばです。この旅は、イサク一族がいたベエル・シェバから直線距離で北東に約1000キロ。目指すパダン・アラムは、母リベカの兄ラバンがいるところでした。ヤコブにとって見知らぬ地。当然様々な不安が心にあったことでしょう。不安を抱えつつ眠りについたヤコブに、神さまは夢を通して語りかけます。しかもその時のヤコブの状況は、一つの石を枕にして寝たと記されています。「彼はその所の石の一つを取り、それを枕にして、その場所で横になった」(11節b)と。このようにひとりで、心細い中、眠りについたヤコブに、神さまは夢の中で語りかけられました。その神さまのことばが、「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない」(創世記28章15節)でした。
なんと力強い、励ましに満ちたことばでしょうか。ひとり、石の枕で寝るヤコブに神さまは「わたしがともにある」と語り、1000キロの旅を迷わず目的地へ行けるのか、またその途中にどのような部族、民族が住んでいるのかわからない不安の中、神さまは「あなたがどこへ行っても、あなたを守り」と語られました。そして目的地パダン・アラムに着いた後、妻を見つけることができるのか、そしてもう一度、イサクのいる場所に戻ることができるのか、そのような不安を抱えるヤコブに、神さまは「あなたをこの地に連れ戻そう」と約束してくださったのです。
「神さまがともにおられ」「神さまが守ってくださり」「神さまが必ず約束の地に連れ戻してくださる」この約束のある場所、そここそが「ベテル」「神の家」「天の門」であり、私たちの教会も「神の家」「天の門」となるように祈り求めましょう。