身をもって伝える預言者たち2022年05月22日

彼は、ユダから来た神の人に呼びかけて言った。「主はこう言われる。『あなたは主のことばに背き、あなたの神、主が命じた命令を守らず、引き返して、主があなたに、パンを食べてはならない、水も飲んではならないと言った場所でパンを食べ、水を飲んだので、あなたの亡骸は、あなたの先祖の墓には入らない。』」      
列王記第一 13章21~22節

 列王記第一13章には、上記に記されている「ユダから来た神の人」と、「一人の年老いた預言者」(11節)が登場します。「ユダから来た神の人」は、「パンを食べてはならない。水も飲んではならない。また、もと来た道を通って帰ってはならない」(9節抜粋)という主からのことばに忠実に、パンも水も口に入れることなく、来た道と別の道で帰り始めていました。そこに「一人の年老いた預言者」が来て、次のように語ります。

彼(一人の年老いた預言者)はその人(ユダから来た神の人)に言った。「私もあなたと同じく預言者です。御使いが主のことばを受けて、私に『その人をあなたの家に連れ帰り、パンを食べさせ、水を飲ませよ』と告げました。」こうして彼はその人をだました。                    列王記第一13章18節

 だまされた「ユダから来た神の人」は、「一人の年老いた預言者」と同じ預言者でしたが、その後、獅子に殺されてしまいます。なんとも後味の悪い、理解に苦しむ内容となっています。
 この章を理解する上で参考になる個所は、下記のことばです。

この民を導く者は迷わす者となり、彼らに導かれる者は惑わされる者となる。
                            イザヤ書9章16節

 民を導く王が、「迷わす者」となる時、王に導かれる者(民)が「惑わされる」という状況を、そしてそれが「死」「滅び」につながることを預言者たちが身をもって示したのでしょう。そしてこの「身をもって」伝えた預言者たちの姿が記されている列王記第一13章には、イエスさま誕生ストーリーの中で聞くフレーズが何度も登場しています。「一人の男の子がダビデの家に生まれる」(2節)、「もと来た道を通って帰ってはならない」(9節、10節、17節)。身をもってメッセージを伝えた預言者たちの姿の先に、身をもって救いの道を用意してくださったイエスさまを覚えます。
 私たちも身をもって、その恵みに応えていきましょう。(吉持日輪生)

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