永遠に続く神さまとの契約2022年02月13日

まことに私の家は、このように神とともにある。神が永遠の契約を私と立てられたからだ。それは、すべてのことにおいて備えられ、また守られる。神は、私の救いと願いを、すべて育んでくださるではないか。    サムエル記第二23章5節

 上記聖書箇所冒頭の「私の家」とは、「ダビデの家」のことです。そしてダビデ王はこのように語ります。「神が永遠の契約を私(ダビデ王)と立てられたからだ」と。このことばは、今から3千年前に活躍したダビデ王が、栄華の極みの中で思い上がって語ったことばではありません。このことばが確かなものであったことは、「ダビデの星」を国旗の中に描いているイスラエルの存在が明らかにしています。もちろん今、存続しているからと言って、まだ「永遠」とは言えませんが、少なくとも現時点で約3千年続いていることは事実です。さらに近年のイスラエルの歴史をふりかえるならば、ナチス・ドイツによる激しい迫害があり、ユダヤ人は消滅させられそうになりますが、皮肉なことにイスラエルは今も存続し、ナチス・ドイツは消滅しています。
 ダビデ王の時代から400年後に活躍した預言者イザヤは、このように神さまの言葉を記しています。

耳を傾け、わたしのところに出て来い。聞け。そうすれば、あなたがたは生きる。わたしはあなたがたと永遠の契約を結ぶ。それは、ダビデへの確かで真実な約束である。                         イザヤ書55章3節

 また新約聖書には、このように記されています。

これこそ、御子(イエス・キリスト)が私たちに約束してくださったもの、永遠のいのちです。                  ヨハネの手紙第一2章25節

 永遠なる神さまと永遠に続く契約を結ぶ。それが「永遠のいのち」の一つの姿です。今週も、イエスさまのゆえに、永遠なる神さまと永遠に続く契約の中に置かれている恵みを覚えつつ、神さまに感謝して歩もう。        (吉持日輪生)