ヘブロン!2021年09月19日

この後、ダビデは主に伺った。「ユダの町のどれか一つへ上って行くべきでしょうか。」主は彼に「上って行け」と言われた。ダビデは、「どこに上ればよいでしょうか」と聞いた。主は「ヘブロンに」と言われた。
     サムエル記第二2章1節

 ダビデは、サウル王が亡くなった後も、主(神さま)に伺いを立てています。神さまから、ヘブロンに上れと示されたダビデは、ヘブロンに上り、ヘブロンに住み、そしてヘブロンで油を注がれユダの王となっています。今回は、そのヘブロンという町に注目したいと思います。
 旧約聖書にヘブロンという町が最初に紹介されるのは、次の個所です。

そこで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこに主のための祭壇を築いた。      創世記13章18節

 さらにアブラハムの妻サラが亡くなり、葬られたのもヘブロンでした(創世記23章)。
 その後も度々ヘブロンの町の名は登場しますが、特に印象深いのはヨシュア記14章です。ここでは85歳になっていたエフンネの子カレブが、アナク人が住んでいた町ヘブロンを攻め取り、カレブの相続地となったことが記されています。
 そして、現在もGoogleマップで検索すると、エルサレムの南にヘブロンの文字を見ることができます。「祭壇を築き」「アブラハムの妻サラが葬られ」「ダビデが王となった」ヘブロン。そのヘブル語の意味は「同盟」です。神さまと「同盟」を組むところに、神さまの守りと祝福が注がれていくことを、ヘブロンの町の歴史を知る時に深く思わされました。今週も、神さまと「同盟」を組んで歩みましょう。
                    (吉持日輪生)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mikotoba.asablo.jp/blog/2021/09/19/9424954/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。