神さまのあわれみ2021年08月22日

ペリシテ人は全軍をアフェクに集結し、イスラエル人はイズレエルにある泉のほとりに陣を敷いた。ペリシテ人の領主たちは、百人隊、千人隊を率いて進み、ダビデとその部下は、アキシュと一緒にその後に続いた。  
             サムエル記第一 29章1~2節

 ダビデが、ガテの王アキシュの元にいたのは「1年4か月」(サムエル記第一27章7節)とありますが、ダビデはその期間でガテの王アキシュの信頼を得ていきます。そのことが下記の個所に記されています。

アキシュはダビデを信用して、こう思っていた。「彼は自分の同胞イスラエル人に、とても憎まれるようなことをしている。彼はいつまでも私のしもべでいるだろう。」                  サムエル記第一 27章12節

 しかし、今回のイスラエル人との戦いのために集まったペリシテ人の首長たちの中には、まだまだかつてのダビデのうわさをしっかり覚えている人たちがいました。

この男は、皆が踊りながら、「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」と歌っていたダビデではないか。           サムエル記第一 29章5節

 神さまのあわれみは、このダビデのうわさ、記憶をペリシテ人の首長たちの中に思い起こさせ、ダビデが、このイスラエル人との戦いから逃れられるようにしてくださいました。それだけではありません、次章サムエル記第一30章を読むと、ダビデたちが、この戦いから外れ、ツィクラグに戻ることも神さまのあわれみであったことを知ることができます。神さまのあわれみ深さは、本当にはかりしれません。
 今週も、そのような神さまのあわれみに包まれながら歩ませていただきましょう。 (吉持日輪生)