順調な時もそうでない時も2021年08月08日

ダビデは、一緒にいた六百人の者を連れて、ガテの王マオクの子アキシュのところへ渡って行った。         
                          サムエル記第一 27章2節

そして、困窮している者、負債のある者、不満のある者たちもみな、彼のところに集まって来たので、ダビデは彼らの長となった。約四百人の者が彼とともにいるようになった。 
                          サムエル記第一 22章2節

 上記引用箇所の2つ目にある通り、ダビデの集団は当初約400人からスタートしました。そして上記引用箇所の1つ目にある通り、その後ダビデの集団は600人になっています。しかし、ダビデの集団について、23章、25章でも記述がありました。それらが以下のものです。

ダビデとその部下およそ六百人は立って、ケイラから出て行き、そこここと、さまよった。ダビデがケイラから逃れたことがサウルに告げられると、サウルは討伐をやめた。                   
                          サムエル記第一 23章13節

ダビデは部下に「各自、自分の剣を帯びよ」と命じた。(中略)四百人ほどの者がダビデについて上って行き、二百人は荷物のところにとどまった。
                           サムエル記第一 25章13節

 つまりこれらの記述からダビデの集団が、最初は400人でスタートしますが、すぐに600人に増えたこと。しかしその後は、なかなか600人から増えることがなく、600人を維持していたことがわかります。このようなダビデの状況を踏まえて下記聖書箇所を読むと、ダビデの意気消沈した心の状況がよりわかります。

ダビデは心の中で言った。「私はいつか、今にサウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地に逃れるよりほかに道はない。そうすれば、サウルは、イスラエルの全領土内で私を捜すのをあきらめ、こうして私は彼の手から逃れられる。」
                           サムエル記第一 27章1節

 私たちも、右肩上がりの順調な時も、現状維持の時も、ダビデのように主に信頼し、主から知恵をいただいて歩みましょう。 (吉持日輪生)

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