サムエルの祈り2021年02月21日

それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『主よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。        サムエル記第一 3章9節

 サムエルの母ハンナの「祈り」は、「心を注ぎ出す祈り」(サムエル記第一1章15節)でした。その「心を注ぎ出す祈り」を通して授かった子どもがサムエルです。そしてそのサムエルが、今回このサムエル記第一3章で学んでいる「祈り」は、「(神さまの)話しを聞く祈り」です。
 サムエル記第一3章1節後半に「そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった」とありますが、まさに今も同じような時代です。だからこそ、このような祈り、「主よ、お話しください。しもべは聞いております」との祈りが、私たちにとっても、必要な祈りであり、このような時代に献げる、一つの「祈りのモデル」となります。
 日々の自分の「祈り」をふりかえる時、「〇〇してください」というお願いの「祈り」や、「〇〇をどうしたらよいでしょうか」というお尋ねの祈りがなんと多いことでしょう。また「感謝の祈り」が大切と学んでいるからこそ、「〇〇を感謝します」という祈りも良く献げています。しかし、サムエルが、祭司エリから学んだ「主よ、お話しください。しもべは聞いております」といった「祈り」は、あまり献げられていませんでした。
 サムエル記第一の時代と同じような時代に生きる私たちだからこそ、私たちも「サムエルの祈り」に学び、積極的に「主よ、お話しください。しもべは聞いております」と「主のことばを聞く祈り」を献げていきましょう。そして「主からの語り掛け」「神さまからの語り掛け」にサムエルのように誠実に、忠実に応えていきましょう。
 神さまは、そのようなサムエルの歩みを下記のように祝福されました。

サムエルは成長した。主は彼とともにおられ、彼のことばを一つも地に落とすことはなかった。             サムエル記第一3章19節

 今週も、「サムエルの祈り」を献げつつ、神さまの御声に聞き従っていきましょう。 (吉持日輪生)

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