神さまの憐み深さに倣おう2020年05月10日

ギブオンの人々はヨシュアのところ、ギルガルの陣営に人を遣わして言った。「しもべどもから手を引かないで、急いで私たちのところに上って来て、私たちを救い、助けてください。山地に住むアモリ人の王たちがみな、私たちに向かって集まっているのです。」ヨシュアはすべての戦う民たちとすべての勇士たちとともに、ギルガルから上って行った。主はヨシュアに告げられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ。あなたの前に立ちはだかる者は彼らの中に一人としていない。」                ヨシュア記10章6~8節

 ヨシュア記9章から登場する「ギブオンの人々」の存在はとても興味深いものがあります。変装をしてイスラエルの人たちをだまし盟約を結びます。しかしそのためイスラエルの中では「しもべ」として扱われ、さらにヨシュア記10章にある通り、近隣の部族から嫌われ「ギブオンを討ちましょう」(ヨシュア記10章4節)と言われています。
 私の感覚からすれば、ギブオンのこの状況は自業自得のように思いますが、神さまのギブオンに対する関わり方には、神さまの憐れみの豊かさ、大きさを感じます。ギブオンから助けを求められたヨシュアに対して神さまは、このように語られています。

主はヨシュアに告げられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ。あなたの前に立ちはだかる者は彼らの中に一人としていない。」                  ヨシュア記10章8節

 神さまは、ヨシュアに「あなたの前に立ちはだかる者いない」と勝利を約束しています。ギブオンがしたこと、また「神さまに聴こうとしない」イスラエルの民を咎めるのではなく、憐れみ深くイスラエルに対しても、ギブオンに対しても接しておられます。
 私たちも、日々神さまの豊かな憐れみ深さに育まれ、守られ、支えられています。ですから私たちも、周りの人に対して憐れみ深くありたいと思います。今週も、神さまの憐れみ深さをもって日々歩みましょう。         (吉持日輪生)

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