人生の歩みを振り返る2019年05月26日

主の小道はみな恵みと、まことである。その契約とそのさとしを守る者には。                     詩篇 25篇10節       

 前回は家族の価値観から受けた影響について考えましたが、今回は人生の歩みを振り返り、その経験の中で受けてきた影響について見ていきます。
 バルナバコースでは、過去の人生を振り返り、人生の中で起こった出来事や経験を書き出し、そのことがどのように影響しているのかを考える「振り返りシート」(上図)を受講生に渡しています。(なお、シートの記入は任意で、個人の振り返りのために用いて頂いています)振り返りの期間は、幼少期、少年期、青年期、壮年期の4つに分かれますが、振り返りのポイントとして、精神的(霊的)な上下についても記入します。嬉しかった経験は(+)に記入し、挫折や試練、辛かった経験については(-)に書き込みます。一つ一つの出来事を線で繋ぐと、人生の霊的な上下を現わしたグラフのような形になります。次にそれらの経験の中で、高い頂点3つ、低い低点3つを選び、その当時「自分は何を感じていたのか」、「どう思ったのか」を振り返ります。振り返りには以下の3つの質問を用います。
  1.その出来事は自分の価値観を形作るのにどのような影響を与えたか
  2.人生に起こった出来事一つ一つの中にあった神さまの恵みは何か
    (その時に与えられた聖書のことばや、励ましは何だったか)
  3.人生を通して感情的に引きずっている事、繰り返している課題は何か
 神さまと出会い、救われる体験は人生の中で大きな出来事として記されるでしょう。私自身もクリスチャンホームに育ち、14歳の時に聖書を通して信仰の覚醒を頂き、大きく生き方を変えられた経験は、今でも記憶に鮮明に残っています。厳しい試練の経験は、まだ心の傷として自分の価値観や考え方に影響を与えていますが、同時に神さまの癒やしの恵みを体験する機会も頂いたことを覚えます。過去を振り返ることは、ダビデが詩篇に歌ったように、人生の様々な場面で神さまの恵みとまこと(真実)があったことを確認し、感謝を覚える機会にもなります。次回からは私たちの人生にイエス・キリストの福音がもたらす影響について、聖書のみことばを通して学びます。 (笠川路人)

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