聖書のみことばとの出会い2018年10月21日

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。                へブル人への手紙 4章12節 

 「聖書は永遠に神のことばであって、あらゆる時代に対して、常に新しい力をもって語り、救いのための知恵を人々に与えることのできるものである。」新改訳聖書(第三版)のあとがきの最初の一文です。神のことばである聖書との出会いは、その人の人生を変えます。私は牧師家庭に育ったので、聖書のみことばが常に生活の一部として存在する環境にいました。まだ小さかった頃のある日、父親が「今日から、No Bible, No Breakfastだ!(聖書なしに朝飯なし)」と宣言しました。それから、朝ごはんの前に聖書の中の一節を家族で共有するのが習慣となりました。毎週通っていた日曜学校でも、暗唱聖句を通して、聖書のみことばを覚える機会を持ちました。何気なく当たり前のように聞いて覚える聖書のみことばでしたが、みことばによって人生を変えられる経験をしたのは、14歳の時、中学3年生の冬でした。「聖書を読みなさい」という聖霊なる神さまの語りかけに応答して、その時に開いたエペソ人への手紙2章10節から、人生の目的と意味を知りました。それまで無意識のうちに記憶の中に蓄えられていた聖書のみことばの数々が、生き生きと私の心に語りかけるようになり、日々、神さまのメッセージを私に教えてくれました。神さまのことばが私の心を励まし、罪を示し、悔い改めといやし、心の回復を与えてくれました。人生を大きく変える生きた神のことばである聖書。皆さんも人生を変えた、もしくは人生の転機において与えられたみことばを持っておられると思いますが、聖霊なる神さまの働きにより、それを体験した者に与えられた恵みとも言えるでしょう。 
 聖書をより深く理解し、味わうことは、キリスト者にとって恵みであり、その人生を神様の祝福に溢れたものとする大切な取り組みです。そのためには聖書の全体像を知り、聖書が著作された当時の社会や書かれた文脈を知ることは重要です。バルナバコース4回目の学びにおいては、聖書をもう一歩深く学び、理解するための手助けとして、以下の3つのポイントで聖書の読み方を学びます。これから複数回に分けて、1.聖書的世界観、枠組みを知る、2.聖書各巻のジャンル(種類)や文脈を知る、3.バランス良く読むことを心がける、の3つのポイントを一つずつ紹介させて頂きたいと思います。(笠川路人)

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